ホンダが斬新「モンスターバイク」発表! 独自の“倒れない機能”搭載した新「コライドン」がスゴイ! 伝説のポケモン再現した「実物大モデル」初公開!
ホンダは「ポケットモンスター スカーレット」に登場するキャラクター「コライドン」を実物大で再現したモビリティ「ホンダコライドン」を製作し、実車を初公開しました。
ホンダが斬新「モンスターバイク」発表!
2025年3月7日、ホンダは株式会社ポケモン(以下、ポケモン社)の監修のもと、テレビゲーム「ポケットモンスター スカーレット」に登場するキャラクター「コライドン」を実物大で再現したモビリティ「ホンダコライドン」を製作し、Hondaウエルカムプラザ青山(東京都港区)にて実車を初公開しました。

ホンダコライドンは、ホンダの2輪部門やパワープロダクツ部門、先進技術研究所内など、社内の異なる部門が協力して結成された「ホンダコライドンプロジェクト」の手によって製作されました。
プロジェクトのメンバーは、自薦他薦によって集まった約40名の若手を中心に結成される、まさに「夢を原動力にした集団」。
各メンバーは日々の業務を行いながらプロジェクトに時間を割き、また組織全体がプロジェクトをサポートしていることから、具体的な製作にあたってはメンバー以外にも各部署の協力を仰ぎつつ、今回の発表を実現したといいます。
このホンダコライドンプロジェクトが発足した経緯としては、2024年にトヨタが行った「トヨタミライドンプロジェクト」から大きく影響を受けているとのこと。
同社のものづくりへの思いを受け取り、ホンダでも同様に“大人の本気によって子どもの夢を実現する”ことを目指してプロジェクトの提案が行われ、経営陣からの「面白そう」という一言でスタートが決まりました。
そして今回、プロジェクトの開始から8ヶ月で設計や外装など大部分が完成し、お披露目が可能になったかたちです。
そんなホンダコライドンのボディサイズは、全長約2500mmで設計され、ゲーム内のコライドンをほぼ実物大で再現しました。
開発責任者の萩原氏は、実際にポケットモンスター スカーレットを情熱的にプレイし、ゲーム内のコライドンの動きや表情を研究。
世界中にいるポケモンのファンをがっかりさせないために、ゲーム中の動きを現実世界で再現することを目指し、手足や首、顔の動きを変化させて躍動感を表現するほか、顔、目、瞼などの細かい動作させ、生き生きとした表情を実現できたと話します。
さらにこだわりが見えるのは、ホンダコライドンの前後の脚に施された“ウロコのテクスチャー”です。
生命感のあふれる造形を求めて、実際に恐竜の博物館にも足を運んで爬虫類の質感を研究し、手で一本一本線を引くことで対称性や連続性のない自然なテクスチャーを完成させました。
またボディパネルの塗装も見どころで、コライドンを再現するためにはホンダの既存の塗料では難しいと判断。
専用の色を求めて調色(色作り)を繰り返し、グラデーション処理については社内でも一握りのメンバーしか持たない職人技を用いることで実現することができました。
そんなホンダコライドンは、外観に加えて内部機構にもホンダらしくユニークな機能が搭載されます。
腹部の「浮き袋」の内部にタイヤが搭載されており、完成すればホンダ独自のバランス制御技術によって、倒れずに自立して走行することが可能。
現在は手足の制御ができる段階となっています。
このホンダコライドンに乗車するターゲット層としては、小学5年生ほどの子供を想定。
構造上は大人も乗れる強度を持っていますが、子供の利用を推奨しており、身長140cmあたりが最もライディングポジション的に似合うと考えられています。
またハンドルの役割は、前足から伸びた青色のパーツが備えており、体を支えるためにしっかりした作りを採用。
一方でボディパネルにはウレタンなどの素材が使用されているので、掴む際には注意も必要そうです。
※ ※ ※
このホンダコライドン、可動もできる完成状態のお披露目については、今年の夏前を予定しているとのこと。
今回公開された固定状態での展示は、3月7日(金)から3月9日(日)までの間、Hondaウエルカムプラザ青山で実施されています。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。