102万円から! スバルが新「軽トラック」発表! 走りがスゴい“タフ軽トラ”が性能アップ!「サンバートラック」何が変わった?
スバルの軽トラック「サンバートラック」の一部改良が実施されました。一体何が進化したのでしょうか。
「サンバートラック」法規制に対応する一部改良を実施
スバルは2025年2月27日、軽トラック「サンバートラック」の一部仕様変更モデルを発表しました。また価格改定も同時に行っています。
初代サンバートラックは1961年に登場。「スバル360」のメカニズムを応用したキャブオーバー型の軽トラックとして発売されました。

エンジンをリアに搭載してリアタイヤを駆動する「RR」を採用したほか、初代から軽トラック/バンでは唯一の4輪独立懸架を採用するなど、斬新な設計も特徴でした。
また、1990年に発売された5代目では、軽商用車ながら660cc直列4気筒SOHCエンジンと、上位グレードにはスーパーチャージャーが搭載され、最高出力58馬力を発揮。
RRという駆動方式がポルシェと共通であることから、“農道のポルシェ”なる異名も付けられるなど、優れた走行性能が人気となりました。
このスバル製サンバーは2012年に6代目を持って終了しており、2012年発売の7代目以降は、トラック・バンともにダイハツ「ハイゼット」のOEM車として展開されています。
現行モデルのサンバートラックは2022年1月に発表された8代目。プラットフォームの一新により高剛性化と軽量化を実現したほか、荷室上部のボディ形状のスクエア化により、荷室容量を拡大しました。
パワートレインは660cc直列3気筒エンジンにトランスミッションは5速MTまたはCVTを搭載。駆動方式は2WD(FR)と4WDが設定されます。
当時新開発となった「FR用CVT」は燃費性能・静粛性・発進加速性能を向上。CVTの4WD車には、スイッチ操作で3モードの選択が可能な電子制御式4WDを採用し、運転中の路面状況に応じた適切な対応を可能としました。
また、4WDのMT車の一部グレードには、より強いトルクを出せるLoモードと通常走行のHiモードが切り替え可能な「Hi-Loモード切替機構」を採用。ぬかるみ脱出を容易にするスーパーデフロックをCVTの4WD車にも設定しています。
そして今回の一部改良では、法規制に適応させる仕様変更を実施。側面衝突の乗員保護基準に適合するため、インテリアのBピラーガーニッシュおよびアッパーサイドガーニッシュを追加しています(これにともない助手席側アシストグリップの位置が前方へ移動)。
さらに、近接後方視界対応として、スイッチボックスおよびメーター内表示を一部意匠変更が加えられました。
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サンバートラックのグレードは、標準ルーフの「TB」「TA」「TC」に加え、ハイルーフかつ居住部を延長してシートリクライニング機能などを追加した「グランドキャブ」の4つが展開されます。
価格(消費税込)は102万8500円から152万9000円。原材料費の高騰などから価格改定も実施されました。
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