フォルクスワーゲン「新ゴルフGTI」登場! 265馬力ターボ×光る「VWエンブレム」採用! 新たな「世界のホットハッチ」は何が変わった?【試乗記】

マイナーチェンジを受けたホットハッチの定番、フォルクスワーゲン「ゴルフGTI」。その熟成具合はどれほどなのでしょう。早速試乗してみました。

「8.5世代」で使いやすくなった「GTI」

 2025年1月のマイナーチェンジによって、通称“8.5世代”へと進化を遂げたフォルクスワーゲン「ゴルフ」。
 
 このマイナーチェンジには、1975年からFFスポーツハッチバックの元祖として支持されてきた「ゴルフGTI」も含まれています。

265馬力になった「ゴルフGTI」
265馬力になった「ゴルフGTI」

 日本でのGTI人気は高く、一時期はワンメイクレースが行われていたほど。欧州メーカー各社からGTIに対抗するライバルモデルが登場し、熱い走りをする小型ハッチバックが全盛の時代もあったものでした。

 ただ、脱炭素社会に向けた電動化の大きなうねりによって、モデル整理が進められる中、生き残っているFF小型スポーツハッチバックは少数派となりつつあります。

 まずは今回、ゴルフGTIが継続してくれたことに感謝。さっそく改良ポイントを見ていきます。

 内外装の改良点は通常グレードと共通する部分もありますが、フロントマスクはフロントバンパー両端の冷却ダクトが大きくえぐれたダイナミックなデザインを採用。

 LEDヘッドランプも都会的なデザインに変更され、左右をつなぐラインとともに、フロントグリル中央の「VW」エンブレムがピカっと光るのが最新モデルの特徴です。

 ここまでは通常グレードの「R-Line」とほとんど変わらないのですが、フロントグリルの右側にさりげなく「GTI」エンブレムが置かれ、細く赤いラインが引かれるのはGTIならでは。

 アルミホイールのデザインもGTIらしく機能美が感じられ、レッドのブレーキキャリパーがちらりとのぞきます。

 オプションで選べる19インチのアルミホイールは、第五世代(ゴルフV)GTIのホイールデザインをオマージュしたもの。

 試乗車にはこちらが装着されており、こうした伝統を引き継ぐ姿勢も垣間見ることができます。リアにまわればクロームツインエキゾーストパイプがハイパフォーマンスを物語っているようです。

 インテリアでは、GTI専用となるチェック柄のファブリックシートが伝統を主張。ちゃんとサイドサポートが張り出した形状で、ハードな走行も考慮されていると感じます。

 運転席と助手席にはシートヒーターが標準装備で、オプションでベンチレーション機構がついたレザーシートも用意。ちなみにステアリングヒーターは全車に標準装備です。

 またインテリアでは、12.9インチにまで大型化したタッチディスプレイをはじめ、インターフェースの大幅な見直しが大きなトピック。

 OpenAIのChatGPTを採用した車内音声機能操作「IDA(アイダ)ボイスアシスタント」による新しいインフォテインメントシステム「MIB4」が搭載されており、「ハロー・フォルクスワーゲン」または「ハロー・アイダ」と話すことで起動します(起動ワードは変更も可能)。

 ステアリングスイッチも、タッチ式からスイッチ式に変更されました。現行の第8世代ゴルフが登場した当初、一足跳びにデジタル化されてユーザーが追いついていない部分もありましたが、それがほどよい未来感に見直され、使いやすくなったと感じます。

 シートに身を預けると、肩のあたりや脇腹あたりにフィットするクッションを感じ、少しスポーティな気分になりながらも、通常のゴルフと通じる、安心感を忘れさせない空間です。

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