トヨタ新型「アルファード・ヴェルファイア」がめちゃスゴイ! HEVと“PHEV”何が変わった? 見た目以上に劇的変化あり! 最上級モデルの真価とは
HEVモデルとPHEVモデル走行性能の違いとは
さらに、床下に大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載することで、室内空間を犠牲にすることなく、低重心化を実現。これにより安定した走行性能を確保しています。高級感あふれるインテリアと快適な乗り心地を両立した室内空間が特徴です。

走行性能では、専用セッティングされた周波数感応型ショックアブソーバーを装備し、路面からの振動に応じて減衰力を調整することで、操縦の安定性と快適な乗り心地を両立しています。加えて、アンダーカバーの範囲拡大とマフラー形状の工夫により、ダウンフォースと車両安定性を向上。さらに、ブレーキ操作時の車体の姿勢変化を抑える「スムーズストップ」制御を新採用しています。
パワートレインに関しては、PHEVモデルは2.5リッターエンジンと高出力モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載しており、システム全体で306馬力を発揮します。この構成により、静粛性を保ちながらも力強い加速とスムーズな走行が可能です。
また、先読みEV/HV(HEV)モード切りかえ制御が搭載されており、ナビのルート案内中に駆動用電池の残量や交通情報を考慮して、EV走行とHEV走行を自動で切り替え、エネルギー効率を最適化します。
一方、HEVモデルは同じ2.5リッターエンジンを搭載していますが、外部充電は不要で、エンジンとモーターの協調制御により燃費を向上させています。
燃費性能では、PHEVモデルはWLTCモードで16.7km/Lを達成しています。さらにPHEVモデルの利点として、満充電時にはEV走行で約73kmの走行が可能です。これにより、日常の短距離移動を電気のみでこなすことができ、燃料費の削減や環境負荷の軽減が期待できます。
一方、HEVモデルの燃費は、グレードや駆動方式によって異なりますが、WLTCモードで16.5~18.9km/Lの燃費性能を誇ります。PHEVモデルと違い充電の必要がないため、長距離移動や急な遠出でも安心して使用できる利便性があります。
PHEVモデルは、EV走行時の静音性を考慮して、歩行者に対する警告音が強化されています。両モデルともに「トヨタセーフティセンス」を標準装備しており、最新の安全技術が搭載されています。また、前後方ドライブレコーダー付きのデジタルインナーミラーが全車に標準装備され、安全性と利便性がさらに向上しています。
価格とグレード展開において、PHEVモデルは上級グレードの「Executive Lounge」に限定されており、アルファードは1065万円、ヴェルファイアは1085万円という高級価格帯となっています(価格は消費税込み、以下同)。高い環境性能や先進的な装備を備えている一方、価格もそれに応じたものとなっています。
一方、HEVモデルのアルファードは510万円から882万円、ヴェルファイアは705万円から902万円と幅広いグレード展開があり、予算や装備の好みに応じて選択可能です。充電の手間がなく、価格もPHEVよりは低めに設定されているため、より多くのユーザーにとって購入しやすい選択肢となっています。
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アルヴェルのPHEVモデルは、外部充電によるEV走行の利便性や高い静粛性、環境性能の向上が特徴です。
一方、HEVモデルは充電の手間がなく、従来のハイブリッド車としての利便性と燃費性能を備えています。充電環境が整っている方や短距離移動が多い方にはPHEVが最適で、長距離移動や充電設備が整っていない地域での使用を想定している方にはHEVが向いています。
ユーザーのライフスタイルや使用環境に応じて、最適なモデルを選択することが重要です。
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