「Modulo THANKS DAY 2025」初開催! 笑顔あふれるイベントに豪華トーク&走行コンテンツも

F1秘話と伝説のマシンが集結! 中嶋悟が語る「鈴鹿クラッシュ」の舞台裏

 Modulo Nakajima Racingとのコラボレーションということで、モビリティリゾートもてぎ内の ホンダコレクションホール では、中嶋悟氏がF1で戦ってきたマシンが特別展示され、トークショーも開催されました。

ホンダコレクションホール では、中嶋悟氏がF1で戦ってきたマシンが特別展示された
ホンダコレクションホール では、中嶋悟氏がF1で戦ってきたマシンが特別展示された

 イベントスペースには、多くのファンが詰めかけ、立ち見が出るほどの大盛況となりました。

 その中で、中嶋氏は当時を振り返りながら「若いころは練習できる時間が限られていたから、いかに効率よくテストを進めるかを自分なりに工夫していた。トレーニングも、トレーナーから指示されたメニューをそのままこなすのではなく、その時の自分のコンディションに合わせて調整していた。調子が良いときは課題を少し増やし、逆に調子が悪いときは負担を減らすようにしていた。本当はサボりたかっただけなんだけどね(笑)」と、おちゃめなエピソードを交えて語りました。

 また、F1最後のシーズンについては「引退する前年には、もうそろそろ潮時かなと思っていたんだけど、周りのご厚意もあって、もう1年乗ることになった。引退を決めた年の夏ごろに正式に発表すると、それまで以上に多くの方が応援してくれて、たくさんの声援を送ってくれた。でも、自分の中ではすでに引退を決めていたから、なんとも言えない気持ちで走っていた」と振り返りました。

 さらに、鈴鹿でのクラッシュについても裏話を披露しました。「そんなとき、チームオーナーの ケン・ティレル が『鈴鹿ではどのマシンに乗りたい?』と聞いてきたんです。F1マシンは同じ型のものが6台くらいあったんだけど、すべてが手作りだから微妙に違いがあった。なんとなく調子が良かったマシンを選んだんだけど、結果的に鈴鹿でクラッシュしてしまった。自分で選んだんだから仕方ないけど、もしチームがいつも通り適当にマシンを用意してくれていたら、クラッシュしなかったかもね」と、笑いを交えながら語りました。

HONDA THANKS DAYに代わる新たな交流の場「Modulo THANKS DAY 2025」

 イベントのエンディングトークショーでは、ホンダアクセスの酒井富志也社長も登壇し、「土屋さんには『こんなもうからない商売ばかりして、バカじゃないか』とよく言われますが、それも愛のある声援だと思っています。そして、私も愛を込めて“車バカ”と言いますが、Moduloの開発陣には本当に車バカが多いんです。彼らは何年もかけて真剣に開発に取り組んでいますが、それは単なる“開発”ではなく、まさに“発明”だと思っています。これからもバカ真面目に、より良い製品を発明していきますので、引き続き応援をよろしくお願いします」と語り、イベントを締めくくりました。

スタッフ一同が参加者を見送る
スタッフ一同が参加者を見送る

 その後、この日集結したModulo製品を装着した約300台の一般来場者の車両が、モビリティリゾートもてぎのレーシングコースを1周するパレードランが行われ、酒井社長をはじめとするスタッフ一同が見送りをするなか、イベントは幕を閉じました。

 これまで開催されていたイベント「HONDA THANKS DAY」が開催されなかったことを受け「ファンとの交流の場をつくりたい」という思いから実現した「Modulo THANKS DAY 2025」は、大盛況のうちに終了しました。今後も、ファンと直接触れ合えるイベントが継続されれば、さらに多くのファンが集まり、一層の盛り上がりを見せるかもしれません。

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