大きな「ミニ」と小さな「ミニ」何が違う? 最も売れてる“輸入車”「最新モデル」を比較! 共通する「世界観」とは【試乗記】
最も大きな「ミニ カントリーマン」でも全長4.4m級の手ごろなサイズ
続いて、またまたMINI最大ボディサイズ記録を更新したクロスオーバーSUV“ミニ カントリーマン”の最速モデル、ミニ JCW カントリーマン ALL4に試乗します。
デザインは二世代先をいくくらい未来的になりましたが、フロントガラスとAピラーのバランスや、横顔のフォルムはしっかり従来のミニ クロスオーバーから継承しています。

ボディサイズは、全長4445mm×全幅1845mm×全高1645mm、ホイールベース2690mm。
ボンネットが高くなった分、フロントグリルが縦に大型化して存在感がアップし、エンブレムの下にはADAS用レーダーが鎮座します。
最も面影が残るのはサイドビューですが、ドアノブがハンドルからフラップタイプに変更されたのは空力を考慮してのことでしょうか。
リアビューでは、テールライトのデザインが緻密になっています。
インテリアはクーパー3ドアと同じようなアプローチで、エンジンスタートとシフトレバーがどちらもスイッチ化してスッキリした見た目になりました。
ハンドルが小径化したことも相まって、運転席のヒップポイントはやや高めに感じます。
搭載されるエンジンは、最新世代2リッター直列4気筒ツインパワーターボで、204ps/300Nmとパワフルかつ低燃費。始動しても静かで振動が少なく、出足からとても軽やかです。
アクセルを踏んだ分だけスーッと加速していき、ヤンチャというよりは少し大人っぽい印象。
加速と減速のコントロールもしやすく、リアがちょっと弾む感覚の乗り心地はMINIらしいところですが、従来のJCWのようにガルガルと唸るようなスポーティさは控えめで、圧倒的に上質感のある走りだと感じました。
後席でもそれほど硬い乗り心地ではないので、これならファミリーユースもおすすめできます。
しかも後席とラゲッジのスペースが拡大しているので、ゆったりと過ごせるコンパクトSUVとなっています。
ミニ JCW カントリーマン ALL4の車両価格は、667万円です。
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クーパー3ドア、カントリーマンともに、デザインやインテリア、使い勝手は未来的に進化し、乗り味はやや大人っぽく上質感がアップしていました。
ところどころに残るミニらしい遊び心やオシャレさ、抜群の快適性と操作性にも感心。新世代MINIは間違いなく、これまでMINIに無関心だった人も魅了することでしょう。
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