トヨタ「“新”4人乗りアルファード」登場! 豪華すぎ内装×斬新「特別マットブラック」も設定! 1500万円級の“最上級”仕様「スペーシャスラウンジ」! 通常モデルとの違いは?

耐久性の高い特別な「マットカラー」も設定

 アルファード スペーシャスラウンジでは、架装オプションとして「ペイントプロテクションフィルム」が設定されています。

 飛び石などの傷を防止し、車体を綺麗なまま保護するものですが、美しい艶感をキープするクリア仕様に加え、セミマット仕様も用意されているのが特徴です。

 マットブラックとマットホワイトの2色が設定され、ともに艶感を抑えたマット仕上げとすることで、特別感を際立たせています。

特別な「マットブラック」も設定された「アルファード Spacious Lounge(スペーシャスラウンジ)」
特別な「マットブラック」も設定された「アルファード Spacious Lounge(スペーシャスラウンジ)」

 トヨタ車体の担当者は、マット仕上げのペイントプロテクションフィルムについて、次のように説明します。

「従来のマットフィルムよりも厚みがあるため汚れや傷も付きづらく、洗車機に入れてもブラシ傷は付きません。

 またある程度の薄い傷であれば、温めることで修復も可能です」

 長期間にわたってメンテナンスフリーで使えることから、オススメの架装だと話します。

 さらに他のアルファードにはない装備として挙げられるのが、後席後ろのラゲッジに最大9着の服がかけられる「洋服掛け」です。

 実はこの“スペーシャスラウンジ”は、2023年10月開催の第1回「ジャパンモビリティショー(JMS)2023」のトヨタ車体ブースにコンセプトモデルとして参考出品されており、今改めて振り返ると、ほぼこの時の仕様で市販化されたことがわかります。

 トヨタ車体の開発担当者は当時の取材で、4代目アルファードの開発でショーファー需要のニーズを調査した時に“洋服掛け”のヒントを得たと話します。

「忙しく過ごす経営者の方々のクルマには、スーツに加えコートやビジネスカジュアルのジャケット、冠婚葬祭の礼服、そして工場での作業着など、常に5、6着が積まれていました」

 国内をはじめ、経済成長が著しい中国でも同様な事例が多く見られたといい、こうした潜在的な需要に対応したのだと話していました。

 なおJMS2023の参考出品モデルではヴェルファイアがベースでしたが、市販版スペーシャスラウンジでは、よりショーファー需要の高いアルファードが選択されました。

※ ※ ※

 アルファード スペーシャスラウンジの販売価格(消費税込み)は、HEVモデルが1272万円、PHEVモデルが1480万円で、ともにE-Four(4WD)のみの設定。全国のトヨタ販売店で発売されます。

 ベースの「アルファード エグゼクティブラウンジ」(3列シート・7人乗り)は、HEVモデルが902万円、PHEVモデルが1085万円で、370万円から395万円高となります。

 さらなるショーファーカー需要を喚起できるか、アルファード スペーシャスラウンジの販売動向にも注目が集まります。

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Writer: くるまのニュース編集部

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