日産「“新型”エルグランド」まもなく登場!? “16年ぶり”全面刷新で「新ハイブリッド&“超凄い”4WD搭載」!? 豪華4座仕様もアリ?な「大型ミニバン」2026年登場へ
日産が2025年2月13日に行った「2024年度第3四半期決算発表」において、2026年に日本市場に大型ミニバンを投入することを予告しました。日産で、大型ミニバンといえば「エルグランド」しかありません。 “新型エルグランド”はどのようなモデルになるのでしょうか。
エルグランド16年ぶり全面刷新へ?
日産が2025年2月13日に行った「2024年度第3四半期決算発表」において、2026年に日本市場に大型ミニバンを投入することを予告しました。
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日産で、大型ミニバンといえば「エルグランド」しかありません。ついに“新型エルグランド”が発売されることになるというわけです。実際に2026年に登場すれば16年ぶりの全面刷新となります。

エルグランドは、1997年に初代モデルが“最高級新世代1BOX”を謳って誕生しました。
トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」の初代誕生は2002年のこと。1997年当時のミニバンは、1BOXと呼ばれており、まだまだ商用車のイメージが強く残っていました。そこにエルグランドが「ミニバンは高級車として使える」ということを主張して誕生し、ヒットモデルとなりました。現在の高級ミニバンのルーツとなる存在だったのです。
ところが、どういうことなのか日産は、エルグランドを2010年から現在までの15年間にわたって、フルモデルチェンジなしで販売し続けているのです。その間に、ライバルであるアルファード/ヴェルファイアは、2015年、2023年と2回のフルモデルチェンジを実施。派生として、レクサス「LM」という超高級モデルも生まれています。
そして、最新の2025年1月の国内新車販売ランキングでアルファードは、「ヤリス」「カローラ」に続く3位に食い込んでいます。
「シエンタ」や「ヴォクシー」という、もっと安いミニバンよりもたくさん売れているのです。
東京の銀座界隈で、非常に多くの黒塗りのハイヤー仕様のアルファードが走り回っているのは、もはや日常的な風景となっています。
そんな強力なライバルに対抗することを期待されるのが、日産の次の4代目となる“新型エルグランド”です。
今回の「2024年度第3四半期決算発表」では、2026年発売の大型ミニバンには、第3世代となる日産のハイブリッドシステム「e-POWER」が搭載されることが予告されています。
新燃焼コンセプトを採用したe-POWER専用エンジンを使うことで燃費性能を向上。これまでのe-POWERの弱点と言われた高速走行での燃費も良くなるそうです。
具体的には、2016年に登場した第1世代よりも燃費性能で20%向上し、さらにコストが20%も下がるというのです。「ハイブリッドセグメントで最良燃費を実現」というのですから、ライバルであるアルファード/ヴェルファイアの燃費を上まわることが予想できます。
ここで気になるのが、専用エンジンは何が使われるかということです。日産の誇る、可変圧縮比のVCターボは、性能が高いのですが、構造が複雑でコストダウンが難しいはず。
VCターボを使ってコストダウンをできたらすごいことです。また、逆にVCターボなしで、最良燃費を実現すれば、それはそれですごい技術と言えます。
また、強力なライバルを凌駕するには、手持ちの技術を惜しみなく出すはずです。つまり、電動4WDの「e-4ORCE」と、先進運転支援の「プロパイロット2.0」の採用は堅いでしょう。
そして重要なのがデザインです。基本的に電気自動車の「アリア」から採用された「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」という超モダンなデザイン・コンセプトは、当然のように新型エルグランドで使われるはずです。
また、「2024年度第3四半期決算発表」で提示されたシルエットの写真を見る限り、2023年の「ジャパン・モビリティ・ショー」で日産が発表したコンセプトカーの「ハイパーツアラー」にライトデザインは似ています。
コンセプトカーのデザインは、相当に先進的なものでしたが、量産の新型エルグランドにも、その影響のあることが期待できます。
また、ライバルにVIP向け4座仕様がありますから、これも新型エルグランドに期待したい部分です。その結果、価格もそれなりに高額になるのではないでしょうか。
もちろん、高額になっても、それはそれでステイタスの1つ。どちらにせよ、高い価格に見合う内容であることが大事です。
超高級ミニバンを発売し、ヒットさせれば、日産に対する評判も高まるはず。新型エルグランドに期待しましょう。
実車映像を出しましょうよ。予約状況で販売予測が立つのでは?