フォルクスワーゲン「新ゴルフ」登場! 光る「VWエンブレム」&最先端インフォテイメント採用! 世界の「ハッチバックのベンチマーク」何が変わった? ディーゼルモデルに乗ってみた!【試乗記】
フォルクスワーゲンの主力ハッチバック「ゴルフ」が改良を受け、発売されました。どのようなクルマなのでしょうか。ディーゼルエンジンを搭載する標準モデルを試してみました。
世界のベンチマーク「ゴルフ」 改良モデルは何が変わった?
世界中のコンパクトハッチバックがお手本としてきたといっても過言ではない、フォルクスワーゲン「ゴルフ」。
1974年に初代が登場してから、現行モデルは2019年に本国で発表され、2021年に日本導入された8世代目にあたります。

初代からの伝統である機能美を追求した内外装や、市街地から高速道路までどこでも質感の高い走り、人と荷物に十分なスペースは保持しつつ、電動化とデジタル化、運転支援機能の強化を盛り込んだ、半歩先をゆくような新世代の実用コンパクトハッチバック像を見せてくれたモデルです。
そんなゴルフが今回、フェイスリフトをメインにインターフェースなどにも改良が入ったということで、あらためて試乗してきました。
8世代目ではとくに、インパネの配置や操作などがこれまでの保守的なものから一変、未来へ一気に飛んだ印象が無きにしもあらずで、戸惑うユーザーの声も聞こえていただけに、どのように進化したのか気になります。
また今回はゴルフのステーションワゴンである「ゴルフ ヴァリアント」も同時に改良を受けています。
見てわかる部分での進化は、まずエクステリアデザイン。
といっても大きくイメージチェンジしたわけではなく、フロントグリルとバンパー、LEDヘッドライトのデザインが都会的にブラッシュアップされています。
これはグレードの「Active」系と「Style」が上質感を感じさせ、スポーティモデルの「R-Line」とハイパフォーマンスモデルの「GTI」ではバンパー両端の冷却ダクトが大きくえぐれたダイナミックなデザイン。
そして、左右のヘッドランプをつなぐラインと共に、フロントグリル中央の「VW」エンブレムが光るのが最新モデルの特徴です。
試乗日はよく晴れた日だったので太陽の下ではあまりよくわかりませんでしたが、トンネルの中で対向車線から走ってきた別の試乗車を見ると、これまでのゴルフとはかなり印象がちがう、未来的な雰囲気をまとっていました。
LEDヘッドライトはデザイン変更だけでなく、ハイビームの照射距離が500mに拡大した「IQ.LIGHT」を「Active Advance」に標準装備し、オプションのテクノロジーパッケージにも設定。夜間の視野確保に大きく貢献する進化となっています。
また、新しくなったLEDリアコンビネーションランプも立体的な3Dの粒が大きな「C」の字に囲まれるように並び、とても目を惹きます。
ドアを開け、最初に視線が吸い寄せられたのは12.9インチにまで大型化したタッチディスプレイ。
インパネがシンプルなだけにとても目立ちます。これはOpenAIのChatGPTを採用した車内音声機能操作「IDA(アイダ)ボイスアシスタント」による新しいインフォテインメントシステム「MIB4」が搭載されており、「ハロー・フォルクスワーゲン」または「ハロー・アイダ」と話すことで起動(起動ワードは変更も可能)。
空調やオーディオのボリューム調整などが会話のようにできるというものですが、その音声認識が格段に賢いと評判です。
ディスプレイの下部にエアコンの温度設定とボリューム設定のタッチスライダーバーが従来同様に配置されていますが、この操作がコツをつかむまでなかなかうまくいかなかったのですが、これで視線を移すこともなく声で操作できるようになり、プチストレスから解放されるはず。
これは、今回の改良の目玉のひとつといえます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。