ホンダ本格スポーツ「軽トラック」に注目! パワフルな「ターボ×5速MT」搭載した“農道のNSX”!? めちゃ楽しそうな“最強”商用車「T880」とは!
2017年に開催された「東京オートサロン」では、ホンダアクセスがユニークなカスタムカーを発表し、多くの注目を浴びました。
ホンダ本格スポーツ「軽トラック」に注目!
2025年1月にも開催された自動車のイベント「東京オートサロン」。
ここでは自動車メーカーのみならず、メーカー傘下のカスタマイズブランドやアクセサリーメーカーからも、様々なカスタムカーやコンセプトカーが出展されます。
その歴史の中でも、とくに多くの注目を浴びたユニークな一台として、かつてホンダアクセスが発表した「T880」を紹介します。

T880は、2017年の東京オートサロンに参考出展車として登場した軽トラックのコンセプトカー。
個性的なフォルムだけでなく、商用車としては高い走行性能も有していたことでも注目された一台でした。
「働くクルマはカッコいい」をコンセプトとする同車は、ホンダアクセスの有志によって結成されたチーム「N Lab.(エヌラボ)」の手により、約1年かけて製作されたといいます。
“軽トラ”は農作業に用いられるイメージが強いクルマですが、一方で独特の操作感や軽量ボディを由来とするダイレクトな走りに魅力を感じる人も多く存在。
この「軽トラの走りの魅力」を最大限に引き出したモデルこそがT880でした。
ベースとなったのは「農道のNSX」とも称された、軽トラ唯一のミッドシップレイアウトマシンであるホンダ「アクティ」。
しかし、ベース車が判断できないほどに大規模なカスタマイズが施されています。
まずボディは、ドアの全長を伸ばしつつルーフを約150mm下げることで、アクティよりも平らで長いフォルムへと変身。
ボディサイドもオーバーフェンダーを装着し、全幅を65mm拡げた迫力あるスタイルになりました。
フロントに配したヘッドライトはレトロさの漂う「丸型」を採用し、生命感あふれる印象的なフェイスデザインを完成。
また足元には、RSワタナベ製の14インチホイールを装着し、スタイリッシュなホワイトレタータイヤを組み合わせました。
インテリアも専用インパネやアナログメーター、メタルシフトノブといったスポーティな装いに仕上がっています。
パワーユニットには、ホンダ「バモス」用の660ccターボエンジンを採用し、これに軽オープンスポーツカー「ビート」の5速MTを組み合わせるという、大胆な構造を採用。
インタークーラーはフロントエンドに搭載するなど、エンジンが車体にフィットするよう工夫が施されています。
さらに、この力強い走りにも耐えられるよう足回りも強化されており、車高調を装備するほか前後ブレーキを4輪ディスクへと変更。フロントは対向4ピストン、リアはシングルピストンになっています。
そのほか車内にロールバーを備えるなど、走りを十二分に楽しむためのさまざまなカスタムが施された、ワクワクする一台でした。
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このようにして完成した走りの軽トラック、T880。
なんと実際に走行可能なモデルであり、東京オートサロンでの発表後はメディア向けの試乗会も開催されました。
そのため市販化やパーツキットの販売が期待されましたが、残念ながら現在まで動きはありません。
発売を待ち望んでいる人は多いだけに、いつか実現して欲しい魅力的な一台です。
こういうのが、HONDAやん
車は、カッコよくて速くなくてはいけない!
by 宗一郎
これ発売したら絶対売れるな〜。今セカンドカーでバモスMT車を趣味用で所有してるけどターボあったら面白いのにな〜と思う。納車待ち長そうだけど発売決定したら欲しくなるだろうな。