全長5m級! トヨタ最新「クラウン」に注目! まさかの「エステート」じゃないワゴンSUVとは? “めちゃ広ッ車内”もイイ「シグニア」アメリカ仕様に熱視線!
発売が待たれるトヨタ「クラウン エステート」ですが、実は既に違う車名で販売されている国も存在しているのです。一体どの国で、どのようなクルマが展開されているのでしょうか。
ただ「車名を変えただけ」ではない!
2022年に発表されたトヨタ16代目「クラウンシリーズ」のなかでも、独自のスタイルを持つ「クラウン エステート」(以下、エステート)は、ステーションワゴンとSUVの要素を融合させたユニークなモデルです。
当初、2024年年央以降の発売が予定されていましたが、2025年2月時点では正式な発表は行われていません。
しかし、ネット上では「2025年3月に発売されるのではないか」という噂が広がっており、「積載車でエステートが運ばれているのを見た」「ディーラーから商談の案内が届いた」といった情報も飛び交っています。
そんなエステートですが、実は既に違う車名で販売されている国も存在しているのです。

それが、エステートの海外仕様にあたる「クラウン シグニア」(以下、シグニア)です。
同車は、アメリカ市場におけるクラウンシリーズの第2弾モデルとして2024年夏に登場しました。
ボディサイズに関しては、全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mm、ホイールベース2850mmと、エステートと同じサイズ感です。
車内の広さも変わらず、後部座席を倒すと約1.98mのフルフラットスペースが確保され、車中泊にも適しています。
外観では、エステート同様に16代目クラウンシリーズ共通の「ハンマーヘッドデザイン」を採用し、シャープなLEDヘッドライトとワイドなグリルが力強い印象を与えます。
サイドビューはロングホイールベースによる伸びやかなシルエットが特徴的で、リアには一文字型のLEDテールランプを装備し、先進的な雰囲気を演出しています。
しかし、シグニアには前後のホイールアーチ部分にサイドマーカーが追加されているほか、クラウンシリーズの象徴である王冠マークがフロントやステアリングセンター、ホイールセンターのエンブレムからトヨタエンブレムに変更されているのがポイントです。
インテリアデザインについても、左右ハンドルの違いによる配置の変更を除けば、基本的な造りは同じです。
ただし、エステートには3種類のインテリアカラーが用意されているのに対し、シグニアではブラックとサドルタンの2色のみの展開となっています。
パワートレインの構成にも違いがあります。
エステートはハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の2種類が設定される予定ですが、シグニアはHEVのみのラインナップ。
シグニアのハイブリッドシステムはエステートと同様に、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンとデュアルモーターを組み合わせており、どちらのモデルも4WD仕様となっています。
このように、エステートとシグニアは基本的なプラットフォームやデザインを共有しながらも、細部の仕様や市場戦略において異なる方向性が採られています。
それぞれの市場のニーズに合わせて最適化されており、今後の展開にも注目が集まるでしょう。
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