トヨタ新「“後輪駆動”セダン」がスゴイ! 美麗ボディの「全長5mモデル」に黒感高めた「BLACK PACKAGE」も追加! 約741万円な「ミライ」どんな人が乗る?
トヨタは、燃料電池車(FCEV)である「MIRAI(ミライ)」の一部改良モデルを発表しました。ではミライはどういったユーザーから支持を得ているのでしょうか。
誕生から10年! 新「ミライ」登場
2024年12月にトヨタは、燃料電池車(FCEV)である「MIRAI(ミライ)」の一部改良モデルを発表しました。
誕生から10年が経過し、長く愛されているミライですが、どういったユーザーから支持を得ているのでしょうか。販売店の担当者に話を聞きました。

ミライの初代モデルは2014年にデビュー。世界初の量産型燃料電池車として登場しました。
FCEVは、水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し走行します。走行時にはCO2(二酸化炭素)や環境負荷物質を排出せず、排出するのは水のみという“究極のエコカー”として、デビュー当時大きな注目を集めました。
現行モデルは2020年に登場した2代目。ボディサイズは、全長4975mm×全幅1885mm×全高1470mmで、ホイールベースは2920mmです。
プラットフォームにはレクサス「LS」などと同様のFR(後輪駆動)大型車に用いられるTNGA GA-Lを採用。
搭載されるモーターは最高出力182ps・最大トルク300Nmを発生し、後輪駆動を採用しています。
2024年12月18日の一部改良では、主に外装のアップデート及び、グレード体系の見直しが明らかとなりました。
まず、初代の発売から10周年を記念し、Zグレードにメーカーパッケージオプションの「BLACK PACKAGE」を新設定。
フロントグリルやドアハンドル等のパーツ、各種エンブレムなどブラックで統一した外装パーツを装着したほか、足元にはブラックスパッタリング塗装の20インチアルミホイールが配されます。
また全グレードに235/55R19タイヤに切削光輝とブラック塗装を施した19インチアルミホイールを標準設定され、質感の高さが高められました。
このほかグレード体系が「G」「Z」「Z “Advanced Drive”」とシンプルな全3グレード構成へと変更されました。
一部改良されたミライの価格(消費税込)は、741万4000円から861万800円です。
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ミライの魅力や支持するユーザーについて、都内トヨタ販売店の営業スタッフは以下のように話します。
「ミライは電気自動車(EV)に近いジャンルですが、EVに比べて走行距離が大きく異なるのが魅力のひとつです。
燃料を満タンにしてから走れる一充填走行距離は、カタログでは最大850kmと案内されていて、環境によっても異なりますが、それでも650kmぐらい走りますね。
レクサス『LS』などで用いられているプラットフォームが採用されていて、ミライでは補助金なども活用できるため、高級車と同様の質感高さを感じていただくのも魅力です。
デメリットとしては水素ステーションが、お住まいの近くにない場合が多かったり、ガソリンスタンドと違ってクローズの時間が早いことが挙げられます。
数は多くはないですが、お客さまから好評の声はいただいていて、ご夫婦さまであったりFCEVに興味を持っていただく方から反応もございます。
一応5人乗りではありますが、FR車両なので4人で乗るのがちょうど良いかと思われます。大人数向きではないですが、ご家族さまで乗っていらっしゃる方もいます」
なお納期について担当者は「現在は3か月ほどとなっており、今ご成約いただくと5月、6月頃のお届けになるかと思います。ただ補助金などを活用された場合、少し遅れる可能性もございます」と話していました。
水素ステーション都内150箇所は間違いじゃない?
愛知県が30数ヶ所で一番多いはず!
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。