約204万円! 7人乗れるトヨタの「“最安”ミニバン」は「買い」なのか!? “超”お買い得ミニバン「シエンタ X」の魅力とは
約204万円で買える7人乗りの3列シートミニバンの「最安値モデル」とは、いったいどのような装備や性能なのでしょうか。
3列・7人乗りのミニバンの新車が今どき「約204万円」という奇跡!
物価上昇が止まらない今日この頃。クルマの価格もモデルチェンジや改良の度に高くなっており、ファミリー層を中心に根強い人気を獲得し続けているミニバンの価格もずいぶんと高くなってしまいました。
そんなご時勢のなか、新車で約204万円という7人乗りの3列シートミニバンがあります。どのようなクルマなのでしょうか。

そのクルマは、トヨタが販売するコンパクトミニバン「シエンタ」。
グレードはエントリーモデルの「X」(ガソリン・2WD・7人乗り)で、価格は203万5200円となっています(価格は消費税込み、以下同)。
同じグレードで5人乗りなら200万円を切る199万5200円です。
シエンタのボディサイズは、全長4260mm×全幅1695mm×全高1695-1970mm、ホイールベース2750mmとなっており、2列シート・5人乗り仕様と、3列シート・7人乗り仕様を設定します。
そのスタイルは、四角と丸を組み合わせた「シカクマル」デザインを採用し、親しみやすさと機能性を両立しています。
エクステリアは、バンパーコーナーやルーフの角を丸めたシルエットと開放的なウィンドウが特徴で、視覚的にコンパクトさを演出しています。
インテリアは、ドアポケットやメーター周りなどに「シカクマル」のフォルムを統一し、収納部にはピクトグラムを配置することで遊び心を加えています。また、インパネデザインは上部を薄くし、空間の広がりと圧迫感の軽減を図っています。
シエンタのパワートレインは、1.5リッターハイブリッド車(HEV)と、1.5リッターガソリン車の2種類をラインナップし、駆動方式は2WD(FF・前輪駆動)を基本に、ハイブリッド車のみ後輪モーター駆動の4WD「E-FOUR」も設定されています。
最安グレード「X」ガソリンエンジンのスペックは、最高出力120PS・最大トルク145N・mと十分な動力性能をもっています。
燃費も18.3km/L(WLTCモード)をマークします。
確かにハイブリッド車は28km/L(WLTCモード)とかなりの低燃費ですが、最安のX(ハイブリッド・2WD・7人乗り)でも243万円と、39万4800円もの違いがあります。
この価格差を燃料代の差で埋め合わせるのは、カタログ燃費の単純計算でもざっと10数万kmほどの走行距離が必要です。
もちろんハイブリッドの魅力は燃費だけではなく、モーターの力によって走行性能が強化されるほか、静粛性もアップするなど、ほかにもメリットはあります。
とはいえおよそ40万円の価格差は、200万円台のクルマにとってはけっして少なくない差といえるでしょう。
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