府中~川崎の「最短ルート」全通!? 東京~神奈川の「すごい山越え道路」が完成 新遊園地に直結の「稲城南多摩線」20日開通
東京都と神奈川県をつなぐ新たな道路が、2025年2月20日に悲願の開通を迎えました。
よみうりランド周辺のエリア開発で誕生
東京都と神奈川県をつなぐ新たな道路が、2025年2月20日に悲願の開通を迎えました。

その道路は、稲城市内で開発整備中の「南山地区」をつらぬく都市計画道路「稲城南多摩線」です。
この地区は稲城駅方面を中心として発展してきましたが、稲城南多摩線によって、山の向こうの川崎市内へアクセスができるようになります。
京王相模原線しか利用できなかったのが、小田急の読売ランド前駅も最寄り駅となり、利便性が向上します。
それだけでなく、中央道稲城ICから生田・新百合ヶ丘を経て東名川崎IC方面への新たな「短絡ルート」が誕生することにもなり、道路整備には沿線自治体等から期待が高まっていました。
2021年には東京側と川崎側のよみうりランド地区をつなぐ山道を改良し「稲城よみうりランド坂トンネル」が開通。ループ線で高度を稼いで、山の上と下の両地区アクセスが便利になりました。
おりしもここでは、読売ジャイアンツの新球場と周辺施設をそなえた「東京ジャイアンツタウン」が整備中。中央道や都心方面からのアクセス強化の課題に応える道路整備でもありました。
今回開通した「稲城南多摩線」は、この「ランド坂」に新たに西側エリアから直結する形となります。
生田地区に在住する40代の男性は「府中方面に行く用事が多かったのですが、これまでまともに道路がつながっていなかったので、矢野口のほうから遠回りするしかありませんでした。工事風景は長年見ていましたが、ようやく完成して嬉しいです」と話していました。
10時の開通直後から、さっそく稲城方面からよみうりランド方面へ向かうクルマの姿があり、歩道には真新しい道路を歩く住民の姿もありました。
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