「ボロボロなクルマがあるのですが…」 盗難車? なぜ駐車場に長年放置されるクルマがあるのか? 勝手に動かせない事情とは
なぜ放置されてしまうの?各地で発生している…その背景は?
放置車両の持ち主は、なぜ自分のクルマをコインパーキングに放置しているのでしょうか。
日本パーキング株式会社の担当者は「ほとんどの場合、放置されている車両の持ち主とは連絡が取れないので、原因は不明であることが大半です」と話しています。
どうやら、所有者側の事情が不明なまま、放置され続けるケースが多いようです。
一般的には、経済的な問題でクルマを手放さざるを得なくなったケースが考えられます。
例えば、車検や修理費用を支払えないために放置してしまうといったケースです。
また、事故や病気などで所有者が車を引き取りに来られなくなるケースもあります。
突然の入院や怪我などで身動きが取れず、そのまま放置されてしまうことも少なくありません。
他にも、盗難された車が乗り捨てられている可能性もあります。
盗難車はすぐに警察のデータベースに登録されるため、コインパーキングに長期間放置されている場合、警察の捜査対象になることもあります。
このように、コインパーキングに放置される車両の背景は多岐にわたると推測されます。
しかし、いずれのケースでも管理会社がすぐに対応できるわけではなく、慎重な対応が求められるのです。

そんな長期間放置された車両の超過料金は、膨大な額に膨れ上がってしまいます。では、その超過料金は誰が負担するのでしょうか。
前出の担当者は「ケースバイケースである」と話していました。
駐車場管理規定によれば、処分に要した費用等はクルマの持ち主が負担することになるようですが、持ち主が判明しない場合や連絡が取れない場合は請求が困難になると考えられます。
※ ※ ※
コインパーキングに長期間放置される車両の問題は、簡単には解決できない複雑な事情を抱えています。
管理会社は勝手に撤去することができず、法律に則った手続きを踏まなければいけません。
また、放置の理由も経済的な事情から盗難車の乗り捨てまでさまざまであり、管理者側にとっては大きな負担となりえます。
Writer: くるまのニュース編集部
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