日産「フェアレディZ」発売! 伝説の“GT-R”専用色「ミッドナイトパープル」採用&“歴代最強スペック”の「NISMO」仕様がスゴイ! 待望の「2025年モデル」進化し受注開始!
日産は「フェアレディZ」および「フェアレディZ NISMO」の2025年生産車両の新規注文受付を開始したと、2025年1月9日に発表しました。この2025年生産モデルとはどのような特徴を持っているのでしょうか。
日産「フェアレディZ」2025年生産モデルがスゴイ!
日産は2025年1月9日、「フェアレディZ」および「フェアレディZ NISMO」の2025年生産車両について、新規注文受付を開始したと発表しました。
2025年生産モデルとなったフェアレディZとフェアレディZ NISMOは、一体どのような特徴を持ったクルマなのでしょうか。

フェアレディZは、日産が製造・販売している伝統的なスポーツカー。
初代モデル(S30型)が登場したのは1969年で、当時日産が販売していたオープンカーである「ダットサン・フェアレディ」に代わる形で発売されました。
この初代フェアレディZは、欧州製の高級GTに匹敵するスペックと魅力のあるスタイルを兼ね備えながら、比較的安価だったことで人気を獲得。
全世界での総販売台数が約55万台、日本国内では約8万台という、当時のスポーツカーとしては記録的なヒットを成し遂げています。
その後6度のフルモデルチェンジを経て、現行モデル(RZ34型)は2022年6月に発売された7代目にあたります。
今回新規注文受付を開始したのは、上記の7代目モデルをさらに進化させた2025年モデル。
新たなボディカラーが加えられたほか、SOSコールを全グレード標準装備するなど、より安全性も充実したモデルとなりました。
ボディサイズは、フェアレディZが全長4380mm×全幅1845mm×全高1315mm、フェアレディZ NISMOが全長4410mm×全幅1870mm×全高1315mmで、ホイールベースは共通の2550mm。
エクステリアは、「伝統と最新技術の融合」をテーマにデザインされ、ロングノーズ・ショートデッキや低重心のリアスタンスなど、歴代フェアレディZへのオマージュがうかがえます。
またこのスタイリングを現代の基準で実現するために、冷熱システムや衝突安全など数々の最新技術が投入されているのも特徴です。
さらにフェアレディZ NISMOでは、専用のフロントグリル、前後バンパー、サイドスカート、リアスポイラー、グロスブラック19インチ鍛造ホイールといった特別な装備を採用。
インテリアは、ドライバーの目線に近い位置に3連メーター、その下にエアコンの吹き出し口、エアコンやオーディオのコントロールスイッチ類を積み上げ、まさに初代フェアレディZで見られた独特なレイアウトを踏襲しているのが見どころです。
くわえてフェアレディZ NISMOでは、内装色をブラック基調とすることでドライバーの集中力を高め、シート中央部やステアリングセンターマーク、シートステッチなどにスポーツ走行を盛り上げるレッドを配色。
デジタルメーター内にも「NISMO」の表記を追加し、常に特別感を楽しめる演出が施されています。
パワーユニットは、VR30DDTT型3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。
フェアレディZとフェアレディZ NISMOの両車とも同じエンジンを搭載していますが、フェアレディZは最高出力405馬力・最大トルク475Nm、フェアレディZ NISMOは最高出力420馬力・最大トルク520Nmと、NISMO専用チューニングによってより高性能化されました。
トランスミッションは、フェアレディZが9速ATと6速MTから選択可能、フェアレディZ NISMOは9速ATのみの展開です。
そのほか、フェアレディZ NISMOはブレーキも専用のものが装着されており、シャシーにも専用チューニングを採用。ボディやステアリングのねじり剛性も高められています。
2025年モデルの特徴でもあるボディカラーは、フェアレディZには新たに追加された「ミッドナイトパープル」「432オレンジ」「ステルスグレー/スーパーブラック 2トーン」の3色を含む、全10色を設定。フェアレディZ NISMOは全5色から選択が可能です。
なかでもミッドナイトパープルは、元々「スカイライン GT-R」専用色として開発されたボディカラーを起源とする、日産にとっても特別なカラー。
その後も各車種の特別仕様車などに採用されましたが、今回も注目を集めることは必至です。
車両価格(消費税込)は、フェアレディZが549万7800円から675万9500円、フェアレディZ NISMOが930万2700円です。
なお、フェアレディZは現在も注文を受け付けていますが、フェアレディZ NISMOの2025年モデルは1000台限定となっており、すでに受付を終了したとのこと。
日産は、「次回以降の受付方法・時期につきましては、決定次第ご案内いたします」としており、今後の続報が待たれるところです。
GT-R専用は嘘です、ミッドナイトパープルはZ32、ワンエイティ、バサラに設定がありました