VW新型「ゴルフ」刷新で何が変わった? 世界の「スタンダードカー」がさらに進化!? ディーゼル仕様は乗ってどう?【試乗】
「TDI Active Advance」で都心ドライブにGO!
「TDI Active Advance」の特徴は、ターボを組み合わせたことで低速域から高速域までスムーズに回る2リッターディーゼルエンジンを搭載すること。
ディーゼルエンジンというと、独特のガラガラというエンジン音を気にするユーザーもいますが、新型ゴルフではもちろん独特の音は聞こえるもののそこまで気になりません。
まずは住宅街などの低速域でのスタート・ストップについて、気になったのはゼロ発進やブレーキホールド解除後の発進などが思っているよりも進んでしまうこと。ここは少し動かしたいのにというような時に違和感を覚えるかも。
またブレーキに関しては、個体差もあるかもしれませんが、結構奥までペダルを踏み込まないと効き始めないので、慣れないうちは少し不安に。
このあたりは国産車に慣れ親しんでいると違和感を覚える部分かもしれませんが、次第に慣れていきます。
次にバイパスなど少し速度域が高くなる中速域などでは、問題なくしっかりとした走りですが、足回りはドイツ車らしく固めです。
そして高速道路など高速域では、クラスを超えた安定の走りを体感出来ます。
特にコーナリングなどではハンドルを曲げたなりに進んでくれるなど、「気持ちいい」領域に。

また新型ゴルフには複数のドライブモード(エコ・コンフォート・スポーツ・カスタム)が存在。
エコは燃費を意識してエアコンの制限やアクセルレスポンスが緩やかに。
コンフォートでは、どんな道でも快適に走れる設定になり、普段使いや長距離移動に向いています。
そしてスポーツ。アクセルレスポンスが俊敏になり、どんどんアクセルを踏んで行きたくなるモードと、他社のスポーツモードより制御の変化がわかりやすいのが印象的でした。
なお車内は、走行モードに応じてアンビエントライトが変化。コンフォートでは水色に、スポーツでは赤色に変化。とくに夜間では切り替えた瞬間から車内の雰囲気も変わります。
また安全機能や運転支援も最新のものが採用されています。
最近では定番となる「ACC(全車速追従)」に関しても全体的にギクシャクせず滑らかに追従してくれます。
ただ、渋滞時などスタッフ&ゴーが続く場面では何度か前走車に近づき過ぎてヒヤッとすることも。このあたりの精密な制御などは今後に期待したい部分です。
細かな部分ではフルデジタルメーター内に表示される前走車が乗用車とトラックを瞬時に区別して表示するなどもドライバーにとってはありがたいポイントです。
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世界のスタンダードコンパクトカーとなるゴルフ。今回マイナーチェンジによってより洗練され、ますます魅力的になったようです。
Writer: くるまのニュース編集部
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