車の冬タイヤ「いる」「いらない」? 「夏タイヤのままで」意見に「スタッドレスが当たり前!」派も… まったく“真逆の意見”も存在! 履き替えの「判断基準」は何なのか

雪の降るところでは冬になるとスタッドレスタイヤを装着するのが一般的ですが、なかには夏タイヤのままだという人もいるかもしれません。どういった理由や考えがあるのでしょう。

冬タイヤ履き替え? それとも夏タイヤのまま? 判断基準は?

 冬になると、住んでいる地域や行動範囲によってはスタッドレスタイヤへの交換が必須となります。
 
 一方で、積雪や路面凍結が起こる可能性はあるものの、タイヤ交換の予定のないノーマル派もいます。それぞれどういった意見があり、どのような考えなのでしょうか。

スタッドレスタイヤ履き替えの判断どうしてる?[画像:PIXTA・イメージです]
スタッドレスタイヤ履き替えの判断どうしてる?[画像:PIXTA・イメージです]

 スタッドレスタイヤは、氷点下でも柔らかさを保つゴムを使用しており、新雪路のほか雪が踏み固められた圧雪路、凍結路面でもグリップを発揮します。

 いっぽう、シーズン外は保管しておく場所が必要であり、都度履き替えると費用も発生します。また、近年はタイヤの値上げや高性能化からスタッドレスタイヤ自体も高額になっているケースもあります。

 日本では早いところで例年12月から初雪が観測され始め、12月中旬頃からは日本海側の多くの地域で降雪の可能性が出てくるため、積雪地では11月の終わりごろなど、早めに冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)への交換を済ませる習慣があります。

 しかし、積雪地でもスタッドレスタイヤへ変えないという人や、関東平野部など、例年積雪するほど雪の降らない地域でスタッドレスタイヤを履く人もいます。

 それぞれどのような理由があるのでしょう。今回、広島県在住の複数の人に状況を聞きました。

 広島県は、市内中心部の繁華街や瀬戸内側の温暖なイメージが強いですが、実は県北部は中国山地の豪雪地帯を含んでおり、国道54号や浜田道は「チェーン規制箇所」として指定されるほど、積雪量の多い地域もあります。

 そのため、同じ広島県内でも積雪地・温暖地・都市部と3面の性質をもっていることから、居住地や行動範囲によって冬のタイヤへの考えも違うなど、それぞれのクルマユーザーが持つタイヤへの考えのサンプルを採取するにはちょうど良い条件なのです。

 毎年必ずスタッドレスタイヤに交換するというAさんは、「スタッドレスタイヤがないと冬場の生活が成り立たない」といいます。

 Aさんの居住地は、丘陵を切り開いた住宅地にあり、移動にはクルマが必須の地域です。

 例年複数回の降雪があり、雪が積もると数日は残ってしまうため、冬は同じ住宅地に住む人のほとんどがスタッドレスタイヤに交換しています。

 また、Aさんは仕事で自分のクルマを使っており、山陰や四国など広域の移動も多いことから、スタッドレスタイヤの購入や交換にかかる費用は必要経費だと捉えているとのこと。

 一方のBさんは、「降雪や凍結する恐れのある日はクルマを使わないと割り切って、一年中ノーマルタイヤ(夏タイヤ)で通すことにしている」と話します。

 Bさんは降雪の多い山陰地方で育ち、実家への帰省にはクルマが必須なことから、最近までスタッドレスタイヤへの交換は当然と考えていました。

 特に冬場の帰省は寒冷な中国山地を越えることになりますが、降雪のない日でも路面の凍結が生じやすく、タイヤ規制により夏タイヤでは通行できない日もめずらしくありません。

 一方で、現在の自宅付近は都市部で降雪がほとんどなく、広島での生活にはスタッドレスタイヤの必要性が低いことに加えて、マンション住まいでタイヤの保管場所が確保できないことがネックだといいます。

 タイヤの購入や交換、保管にかかる費用と、必要性や使用頻度を天秤にかけた結果、今のクルマに買い替えてからは、スタッドレスタイヤへの交換はしていないそうです。

【画像】「えっ…」 これが「案の定、ノーマルタイヤでスタックするクルマたち」です

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー