スズキ新型「ジムニー ノマド」発表! シリーズ初の「5ドア車」なぜ国内投入? 後席・荷室もシッカリ使える“本格四駆”登場で期待高まる

スズキ「ジムニーシリーズ」初となる5ドアモデル「ジムニー ノマド」が発表されました。これまで3ドアモデルとして展開されてきたジムニーですが、5ドアモデルを追加するのはなぜなのでしょうか。

ジムニー初の5ドアモデル発売へ! 日本名は「ジムニー ノマド」!

 スズキは2025年1月30日、本格的な四輪駆動車の機能と走破性を持つ「ジムニーシリーズ」初となる5ドアモデル「ジムニー ノマド」を同年4月3日に発売することを発表しました。

「ジムニーシリーズ」として初めて5ドアモデル投入
「ジムニーシリーズ」として初めて5ドアモデル投入

 1970年に誕生した初代ジムニーは、コンパクトでタフなデザインと優れた走破性で多くのファンに愛されてきました。現在は日本を含む世界199の国と地域で販売され、2024年10月にはシリーズ世界累計販売台数が349万台を達成。多くのユーザーに選ばれる商品へ成長しました。

 また、悪路走破性能が高いことから、プロユースに加え、消防車両や警察車両などの緊急車両に用いられることもあり、さらには、アウトドアなどアクティブな趣味やファッションにも応えるモデルとして人気を高めています。

 これまでのジムニーは3ドアモデルとして展開されていたのですが、2023年6月に5ドアモデルがインドで発売されました。

 そして今回、日本にも導入されることになったわけですが、その理由についてスズキは、「市場の要望が多かったため」と説明。

 5ドアモデルとして初めて投入される新型ジムニー ノマドでは、これまで築いてきたジムニーの価値と伝統を大切にしながら、より多くの方々にその魅力を届けたいと思いで開発したといい、プロユースだけでなく、ジムニーの性能を日常生活で必要とするユーザーもターゲットとしたと言います。

 新型ジムニー ノマドのコンセプトは、「本格的な悪路走破性を持つ5ドアコンパクトクロカン4×4」。ジムニーシリーズ最大の魅力である悪路走破性を維持しながら、リアドアの採用やホイールベースの延長などにより、後席の居住性・快適性が向上した4人乗りのモデルとしました。

 日本市場で用いられる「ノマド」というサブネームは、フランス語で“遊牧民”を意味することから名付けられたもの。そのほか、スズキの小型5ドア本格四駆の源流である「エスクード ノマド」を受け継ぐという意味も込められています。

 新型ジムニー ノマドのボディサイズは全長3890mm×全幅1645mm×全高1725mm。ジムニー シエラより全長は340mm長く、全高は5mm低く設定されています。最低地上高は210mmを確保しました。

 また、ホイールベースは2590mmと、ジムニー シエラより340mm延長され、リアドアを追加することで後席の乗降性と居住性能を実現しています。

 エクステリアは、フロントにジムニー伝統の5スロットグリルを採用しながら、クロームの縁取りとガンメタリック塗装の専用デザインとすることで上質感を演出。

 無塗装樹脂のバンパーやフェンダーのプロテクター部品によって、石はねや泥はねがあってもボディパネルには傷がつきにくい仕様としました。また、前後バンパー下部を切り上げた形状とすることで、悪路での走破性を高めています。

 ボディカラーは、鮮やかなパールレッドの質感がエネルギッシュでアクティブな印象の「シズリングレッドメタリック」と、上質感を感じられる「セレスティアルブルーパールメタリック」などをジムニーシリーズとして新たに設定。全6色のラインナップを用意しました。

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