タイヤの「寿命」は約5年! じゃあ「ホイール」はいつまで使える? “使用期限”の分からないアイテムの「交換タイミング」とは!

ホイールに刻まれた「刻印」の意味とは?

 交換目安とは別に、クルマのホイールには「技術基準」が定められており、この基準を満たしていないホイールを装着していると、車検に適合しません。

見た目に問題がなさそうでも、極端に古いホイールは使用しない方が無難
見た目に問題がなさそうでも、極端に古いホイールは使用しない方が無難

 乗用車のホイールに関する技術基準は「JWL基準」と呼ばれ、国土交通省が1983年に定めました。

 スチールホイール(鉄を原料としたホイール)を除く、純正装着とアフターマーケットの軽金属製ホイール(アルミやマグネシウムなどを素材としたホイール)が対象となり、基準を満たしているホイールには「JWL」のマークが刻印されます。

 さらに、JWL基準に適しているかどうかを「自動車用軽合金製ホイール試験協議会」という第三者機関が検査していて、検査に合格すれば「VIA」という品質認定を受けることが可能です。

 そのため、ホイールには最大2つのマークが刻印されることとなり、日本国内で生産される純正ホイールやアフターマーケットのホイールは、JWL、もしくはJWLとVIAの両方が刻印されているものがほとんどですが、安価な海外製品のホイールでは時々例外も存在します。

 認定を受けていない粗悪品を装着した結果、強度不足によってホイールが折損し、事故につながったというケースも過去にありました。

 そもそも車検に適合しないため、購入する機会はなかなか無いでしょうが、念のためホイールを購入する際は上記の認定を受けているかどうか、しっかり確認するようにして下さい。

【画像】「これはアウトー!!」 これが交換すべき「危険なホイール」です(41枚)

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Writer: パワーボム

関西大学社会学部卒業後、某CS放送局運営のメディアにてライターとしてのキャリアをスタート。自動車ブログの立ち上げから携わり、主にトヨタ車やレクサス車、キャンピングカーを中心に取材記事を多数執筆する。

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