雪の日「ワイパー立てる?立てない?」問題、どっちが正解!? 意見分かれた「長年の難問」ついに決着! 雪国でも「地域によって異なる」理由とは!?
降雪時にクルマの「ワイパーを立てる」か「立てない」か、どちらの意見も存在します。一体どちらが正しいのでしょうか。
ワイパーは立てるべき? どっちが正解なのか
実はどちらも正解であり、駐車する際の環境によって使い分ける必要があるのです。
では一体どのような環境においてワイパーを立てておくべきで、逆にどのような環境では立てない方がいいのか、根拠とともに解説します。
![雪が降った時にワイパーは「立てる?」それとも「立てない」!?[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/01/20250127_wiper_001.jpg?v=1737960749)
まず、ワイパーを立てておくべきという意見が存在する理由について、降雪量の多い地域の自動車ディーラーの担当者に聞いたところ、以下のような回答が返ってきました。
「ワイパーを寝かせたままにしておくと、凍ってフロントガラスに張り付いてしまう恐れがあります。
あらかじめワイパーを立てておくことで、フロントガラスにワイパーが張り付くことを防ぐことに繋がります」
ワイパーがフロントガラスに張り付いてしまった場合、温まって溶けるまではワイパーを使用できないので、雪が降っている状況では運転できません。
そして凍りついたワイパーを無理やり動かそうとすれば、ワイパー本体や、ワイパーを制御するモーターが壊れてしまう危険性もあります。
次に、ワイパーを立てない方が良いという意見が存在する理由ですが、大雪のときや屋根からの落雪が予想される環境の場合、立てたワイパーの上に雪がのしかかって、ワイパーを折ってしまう危険性があるからです。
ワイパーが折れた場合、一般的な車種であれば修理代は数千円程度ですが、雪が降り続けているような状況ではワイパー無しでは運転できないため、修理に出すのも容易ではありません。
上記のことから、「そこまで大雪ではない日で、クルマの上に屋根がなく、ワイパーの上に落雪してくる恐れがない環境では、ワイパーを立てておくべき」、逆に「大雪の日やクルマの上に屋根があり、ワイパーの上に落雪してくる恐れがある環境では、立てないほうがいい」というのが正解と言えます。




















