闇に溶け込む「絶対ライト点けないマン」なぜ増えた? 「点けなくても見えるじゃん」の考えはNG! 「無灯火走行」どんな違反に? 正しいライトの使い方は?

ときどき、暗くなってもライトをつけずに走行しているクルマを見かけますが、どのような違反になるのでしょうか。また、ライトをつけ忘れる原因にはどのようなことがあるのでしょう。

闇に飲まれる「無灯火カー」 どんな違反に?

 夕暮れや夜間、まわりのクルマはライトを点けているのに、ポツンと1台だけ周囲に溶け込むようにライトを点けていないクルマを見かけることがあります。
 
 なぜライトを点け忘れてしまうのでしょうか。また、ライトをつけないとどのような違反になってしまうのでしょうか。

危険な無灯火ドライバーのイメージ[画像:PIXTA]。
危険な無灯火ドライバーのイメージ[画像:PIXTA]。

 そもそも、なぜライトを点けなければならないのでしょうか。ここでライトの役割を考えてみます。

 運転時、前方を照らすことはもちろんですが、もしかすると市街地では「ライトなんかなくても前見えるじゃん」と思うかもしれません。

 しかし、自分は見てていても周りからはどうでしょうか。夕暮れや夜間になると、日の光りがなくなります。

 市街地ではネオン看板や信号、街灯など、電球が仕込まれて明るくなっているものと、光が当たらないものでは明暗の差が広がります。

 さらに、周りのクルマがライトを点けていると、ライトを点けていない(すなわち無灯火)のクルマは、ほかのクルマや人からみると、ほかの景色に溶け込んでしまうのです。

 そうすると、街なかでほかのクルマが行き交うなか、横のクルマから発見が遅れたり、歩行者や自転車からも“存在”が気づかれにくく、ぶつかるまで分かりません。

 これを防ぐために、夜間はライトを点灯するのです。「見えるからライトを点けなくて大丈夫」ではなく、「ほかのクルマから見つけてもらうために、アピールのために点ける」が正しいのです。

 また、ライトを点灯することは道路交通法にも明確に定められています。

 同法第52条では、「車両等は、夜間、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあっても、同様とする。」と定められています。

「夜間」とは「日没時から日出時まで」のことをいい、実際の時間に関わらず日没以降に無灯火で走行すると、「無灯火違反」として取り締まりの対象です。

 無灯火違反は違反点数1点に加えて、普通車で6000円の反則金が科されます。

【画像】「えっ…!」 これがみんなが「めちゃ捕まっている違反」です!(48枚)

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