軽じゃない! 斬新「デカいジムニー」がスゴイ! 6枚ドアの「ワイド&ロー」ボディדV6エンジン”搭載! ほぼ車高無い“ビタビタ仕様”のNATS「ジムニーJ1」とは?
東京オートサロンでは、過去に実在するクルマのサイズを大きく変えたモデルも出展されており、一例として日本自動車大学校は2014年に、軽規格の枠を超えた“大きなジムニー”ともいえるモデルを披露していました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
存在感ハンパない! 「巨大ジムニー」はどうやって生まれた?
2025年1月10日から12日に、幕張メッセ(千葉市美浜区)にて「東京オートサロン2025」が開催されます。
このイベントは日本最大級のチューニングカー・カスタムカーの祭典で、例年自動車メーカーやカスタムパーツメーカーが最新のカスタムカーや技術を披露する場として、クルマ好きを中心に人気を博しています。
そのカスタムカーのなかには、実在するクルマのサイズを大きく変えたクルマも過去に出展されており、日本自動車大学校(以下NATS)は前回の東京オートサロン2024に、軽規格の枠を超えた“大きなジムニー”ともいえるモデルを披露していました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
NATSは、日本の自動車技術者を育成する学校で、自動車整備科、カスタマイズ科、モータースポーツ科、自動車研究科の4つの専門学科を提供し、それぞれの進路に合わせたカリキュラムを通じて、業界で活躍できる技術者を養成しています。
最新の施設と高度なカリキュラムが整った環境のなかで、学生たちは実践的なスキルを習得し、プロフェッショナルへと成長していきます。
さらに、実技重視の教育が行われており、特にカスタマイズ科は1997年の創設以来、学生たちが学んだ技術を活かして製作したカスタムカーを、毎年の東京オートサロンに出展。
これまでディズニー映画の「カーズ」をイメージした日産「180X」や、ロールスロイス「ファントム」のようなクルマに仕上げたスズキ「ツイン」など、ユニークなクルマを数多く披露しています。
そんなNATSが前回の東京オートサロン2024に展示したクルマのなかには、スズキの本格軽SUVであるジムニーの全長・全幅を拡大したカスタムカー「ジムニーJ1」の姿も。
「シティオフローダー、街を駆ける」をコンセプトに、車幅を広げることで大型SUV「ハマーH1」のようなエクステリアになったことから、“和製のハマー”という意味を込めて“J1”と名付けたそうです。
最大の特徴はその大きさにあり、ジムニーの車体を拡大かつ6枚ドア化するために、ジムニー2台分のボディを使用しているとのこと。
実際に、全幅はジムニーを縦に切って間を鉄板でつなぐことで80cm延長。
また全長を伸ばすためには、Bピラーの部分を切断した2台のジムニーをつなぎあわせる構造が採用されています。
リアにもこだわりがあり、ジムニーの横開きドアを2台分活用して観音開きを実現しているのもポイントです。
またタイヤが見えないほどに着地している車高も目を惹きます。
この驚異的な低さは、エアフォースジャパン製の「スーパーパフォーマンスキット」によるもので、走行時には8cmほど車高を上げることができるとのことです。
なお、フレーム自体はスズキのSUV「エスクード」を用いており、エンジンにもエスクードの2.5リッターV型6気筒エンジンを搭載。
一方でインテリアにも、広くなった荷室が寂しくないよう全面にオーディオをつけたりなど、学生たちの創意工夫が凝らされています。
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次回、2025年1月開催の東京オートサロン2025にもNATSはブース出展予定です。
そこでは、トヨタ初代「86」をベースにレクサス「エレクトリファイドスポーツ」がスーパーGTに参戦する世界線を想定した「NATS LFA-2 GTconcept」、スズキの本格軽SUV「ジムニー」をベースとした「NATS SAMURAI(サムライ)」や「NATS MINI RANGER(ミニレンジャー)」など、全8台の車両を展示するとしています。
まるでジムニーが、カンガルーの袋から顔を覗かしているかの様でカワイイ…
マジか…、初見では「いや、ホイールないやん!」って思ったけどまるで隠し芸w
これで公道走行可能なら相当だなぁ。