運転免許の「更新講習」オンラインで出来る! 自宅で受けられるの「マジで有能」! 4道府県で先行実施中 まもなく全国導入へ!
運転免許更新時の「講習」をオンラインで受講できる取り組みが4道府県でテスト的に実施されています。2025年3月24日から全国で実施される予定ですが、先行して受講した人からはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
運転免許更新時の講習がオンラインで受けられる!
「運転免許証」には有効期限が定められていて、期限が満了する前に更新する必要があります。
運転免許証を更新するには、免許センターや指定された警察署へ行って更新時講習を受ける必要があるのですが、近年、一部地域でこの講習をオンラインで受けることが可能になりました。
一体どういうものなのでしょうか。
オンラインで講習が受けられる取り組み(オンライン更新時講習モデル事業
)は、2022年2月から北海道、千葉県、京都府、山口県の4道府県において開始。当初は70歳未満の「優良運転者」を対象としていましたが、2023年10月に優良運転者以外に「一般運転者」もオンライン講習が可能となっています。
運転免許の更新では、免許区分に応じて30分~2時間の運転者講習受講に加え、視力検査や写真撮影など手続きが必要で、「免許更新に行くまとまった時間が取れない」という声もあがっていました。
このような要望に応える形で、前出の4道府県に居住し、マイナンバーカードを取得していて、かつ該当の道府県で免許更新手続きをする予定の人が、テスト的にオンラインで更新時講習の受講が可能になったもの。
オンラインになったのはあくまでも運転者講習のみで、視力検査や運転免許証の受取りは従来どおり所定の場所でおこないます。
では、オンライン更新時講習はどのような流れでおこなうのでしょうか。
まず、受講者がスマートフォンまたはパソコンで専用サイトにアクセスし、マイナンバーカードを使ってログイン。スマートフォンやパソコンで講習動画を視聴した後アンケートに回答し、運転免許センターや警察署などで更新手続きするという流れです。
注意したいのは、マイナンバーカードを読み取ってサイトにログインするため、対応した機器を準備しておく必要があることです。
なお、動画の視聴中はチャプターごとに確認問題が出題されます。さらに、受講者の顔画像が計3回撮影されるのですが、これは免許センターなどでの更新手続き時に、受講者本人であるかを確認するためのものです。
すでにオンライン更新時講習を実施している千葉県警察によると、講習動画の時間は優良運転者が30分、一般運転者が40分、さらに一般運転者の場合は動画の視聴後に運転適性診断が実施されるといいます。
なお警察庁が公表しているオンライン講習の受講状況や受講者の声などをまとめた報告書では「オンライン講習は対面での講習と比較して便利でしたか」との質問に対して、受講者の96.8%が「便利だった」「やや便利だった」と回答。
さらに受講者からは「育児・妊娠中・産後だったため助かった」「自分の好きな時間で受講することができた」などの好意的な意見が多く寄せられているそうです。
SNSでもオンライン講習を受講者の投稿が見受けられ、「オンライン講習のおかけであっという間に手続きが済んだ」「仕事の休憩中にサクッと受けられた」「マジで有能」「毎度子どもを連れて講習に行っていたから助かる」「深夜、子どもが寝静まってからゆっくり見ることができた」といった声が届いています。
一方で「動画の視聴はスマートフォンの縦画面だと見づらい」「スマホとタブレット、どちらもエラーが出て受講できなかった」などといった不満点もあがっており、今後の課題の課題となりそうです。
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現在は4道府県でオンライン講習が実施されていますが、2025年3月24日から全国でオンライン更新時講習が展開される予定です。
全国システムのオンライン講習を受講するためには、更新時の講習区分が優良運転者又は一般運転者に該当し、運転免許証の有効期間が満了する日の直前の誕生日が2025年3月24日以降であることに加えて、「マイナ免許証」が必要となります。
これにともない、4道府県で実施されているオンライン更新時講習モデル事業は2025年2月28日で終了となります。
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