トヨタ「10人乗り“豪華”ハイエース」がスゴい! めちゃ広ッ!空間×「アルファードシート」4座で超快適! 「車中泊」も可能な「リラックス仕様車」どんなモデル?
トヨタ「ハイエース」の乗用タイプには、仕立ての良いシートを備えたプレミアムな10人乗りタイプも存在します。一体どのようなクルマなのでしょうか。
「アルファードシート」で超快適! フルフラット空間も可能
トヨタ「ハイエース」は、大きく分けて商用タイプの「ハイエースバン」と乗用タイプの「ハイエースワゴン」、マイクロバス「ハイエースコミューター」があります。このうち乗用タイプのハイエースワゴンは最大10人乗れる仕様もラインナップされています。
基本的には送迎ニーズで用いられるもので、シートも乗車人数を意識したミニマムなものが備わっていますが、実はプレミアムなシートを取り付けた上級タイプも存在します。

それが、ハイエースワゴンの10人乗りモデルをベースにトヨタ車体が製造をしている特装車「ファインテックツアラー」です。
パワートレインは2.7リッター直列4気筒ガソリンエンジンに6速AT、駆動方式はFRまたは4WDと変更はありません。
グレードは2タイプで「ロング(ミドルルーフ・GLがベース)」と「スーパーロング(ハイルーフ・グランドキャビンがベース)」。
最大の特徴は、2列目・3列目に「リラックスキャプテンシート」を4座備えている点です。
シートはトヨタの高級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」(先代型)に採用されていた同名のシートと同じもので、両側アームレストとオットマンを装着。
肩口も出っ張りのあるサポートを備え、リクライニング可動域も通常のハイエースワゴンよりも広くとってあることから、ゆったりとくつろぐことができます。
また、シートの横スライドも可能です。大きなシートながらもウォークスルーが可能で、その反対にシートを近づけて隣の乗員と会話を楽しみという使い方もできます。
シートサイドには黒木目の折りたたみ式サイドテーブルが取り付けられており、横スライドさせてテーブルを展開すれば4つのカップホルダーを利用することができます。
さらに、ロングスライドも可能としており、2列目は830mm、3列目は490mmも可動します。これによって、足を組むことはもちろん、足を前に投げ出して座ることも可能です。
実際に座って移動してみると、ハイエースの広い室内空間がもたらす頭上や足元も非常に余裕のあるスペースとあいまって、最上級のくつろぎ空間を味わうことができます。
そして4列目はミドルルーフのGLや14人乗りの「ハイエースコミューター」に備わる4人がけのシートを装着。
10人のフル乗車モードだけでなく、4列目を左右に跳ね上げれば、6人乗り+広大なラゲッジスペース、あるいは6人乗りでロングスライドをフルに活かしたスーパーリラックスモード、2・3列目をリクライニングさせたリアフラットモードなど、さまざまな使い方ができます。
なお、「ロング」ではベースのミドルルーフのGLに設定のない左右デュアルスライドドアの5ドア仕様となるため、一般ユーザー目線でも使いやすいものとなっています。
ハイエースならではの抜群の信頼性や堅牢性、機動性はそのままに、最大で10人という多人数で乗車可能なレイアウトをもちながら、専用キャプテンシートの装着で後方4名の人は快適に移動可能。
多様なシートアレンジをもつことで荷物の積載性との両立ができ、冬場や雪国で頼りになる4WDモデルも選べるのが、このファインテックツアラーの特徴です。
また、ベースがカスタムパーツの豊富なハイエースであるため、例えば車内にエンターテイメントシステムを組み込んだり、シンプルな内装を豪華にしたりなど、拡張性も豊富。後席の快適性を重視しながら、自分なりの1台を作り上げることもできそうです。
ハイエース ファインテックツアラーの価格(消費税込)は440万4900円から541万3200円です。
Writer: くるまのニュース編集部
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