静岡~高崎の最短ルート「西関東連絡道路」工事進行中!「大滝トンネル」本体工事ついに「残り5m」!? 7kmの山道が「わずか2km」短絡バイパスが大詰め

山梨県と埼玉県を直結する「西関東連絡道路」のハイライトのひとつである、秩父市内の「大滝トンネル」が、いよいよ工事最終盤に近づいてきました。

トンネル本体工事ほぼ完了

 山梨県と埼玉県を直結する「西関東連絡道路」のハイライトのひとつである、秩父市内の「大滝トンネル」が、いよいよ工事最終盤に近づいてきました。

2018年に全通した皆野秩父バイパス(画像:埼玉県)。
2018年に全通した皆野秩父バイパス(画像:埼玉県)。

 西関東連絡道路は、国道140号を高規格する計画道路です。中部横断道とあわせて静岡・甲府方面と高崎・関越道方面をつなぐ最短ルートとなるものです。

 甲府~秩父をつなぐ山梨・埼玉県境ルートは長らく完全分断の状態でしたが、1998年に「雁坂トンネル」が開通。さらに甲府盆地から北へ抜ける部分のバイパス「甲府山梨道路」の建設がはじまり、2018年までに約10km先で「完全信号ゼロ」で通過できるようになりました。

 甲府山梨道路は桜井地区の中途半端なところからはじまりますが、将来的にはここに「新山梨環状道路」が直結予定で事業中。東名・新東名からノンストップで乗り継げるようになる計画です。

 さて、いっぽうの埼玉県側でも、「皆野秩父バイパス」「皆野寄居バイパス」が開通し、「長尾根バイパス」も事業中です。

 そんななか、県境~秩父市街で難所のままなのが、旧大滝村の谷間のクネクネ区間です。ここをトンネルで直線的にショートカットするのが「大滝トンネル」です。

 完成すれば、現道で7kmもある区間が、わずか2kmに短絡されることとなります。

 気になる進捗ですが、約2年の掘削作業を経て、2024年3月についに貫通を果たしました。そこから床面コンクリート(インバート)も打ち終わり、残るは壁面コンクリート(覆工)の工事が残っています。

 その覆工工事も、12月7日の時点で、全長2053mの2048mが完了。いよいよ「残り5m」というところまできています。今年中に打設作業は完全終了し、年明けには型枠一式の解体作業に進んでいきます。

 残る目立った工事は、県境側のトンネル入口部分です。鉄筋がどんどん組み上げられ、コンクリートを流し込む作業も近づいています。

 あとは、秩父市街側で現道へ接続するための法面切土工事が同時進行中。さらにトンネルに電気設備や標識、そして舗装などの仕上げ工事を行えば、いよいよ開通の日が決まってくることとなります。

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Writer: くるまのニュース編集部

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