マツダ“新型”「MAZDA 2」そろそろ登場!? デビュー10年目の「小さな高級車」はトヨタOEMに? 人気「コンパクトカー」の“新モデル”どうなるのか
欧米向け「マツダ2」の動向から予想する「次期マツダ2」
マツダ2は欧州で販売されている一方、現在北米では販売されていません。
欧州のマツダのラインナップを見ると、マツダ2はガソリンとハイブリッドの2モデルがありますが、このうちハイブリッドは。マツダのクルマではない顔つきとなっています。
種明かしすると、欧州市場向けマツダ2 ハイブリッドの正体は、トヨタ「ヤリス」です。
これはトヨタとマツダの資本提携および業務提携から、そのラインナップが実現したものです。
逆に北米では2015年から2020年に、マツダ2をトヨタへOEM供給を行い、ヤリスの車名で販売されていました。
一時期ではありますが、トヨタとマツダはコンパクトカーの相互交換をしていた形を取っていた訳です。
マツダ2が北米市場でヤリスとして販売されていたものの、5年で終わってしまった理由のひとつに、販売不振があったようです。北米市場ではそもそもコンパクトカーの需要が低いという背景が影響していたと考えられます。
自動車メーカーとしては規模が小さいマツダは、北米市場で売れないモデルを新たに開発することを経営戦略上避けているとも考えられます。
加えてマツダの販売戦略は、ここのところラージないしミドルサイズのSUVに力を入れています。
続々と新型車を発表し、日本市場でもラージクラスSUVの「CX-60」「CX-80」が相次いでデビューしました。
この先、主力のミドルクラスSUV「CX-5」も新型登場が控えているようで、開発資源をSUVに集中させている、とも推測できます。
しかしマツダユーザーのエントリーモデルとして、マツダ2が果たす役割は少なくありません。
またビジネスユーザーの需要も少なからずあるようで、いきなりモデル廃止ということはないでしょう。
そうなると自社開発によるマツダ2は現行型で終了し、次期型はヤリスのOEMに、というストーリー展開が見えてきます。
現行型にハイブリッド車がない点も、ヤリスならカバーできます。
2025年にはその動きが見えてくるかもしれません。新型マツダ2の今後の動向から引き続き目が離せないところです。
既にmazda2にディーゼル仕様は無く、欧州ではオリジナルのmazda2が各国で在庫限りと言う状況に加え、マツダが利幅の薄いコンパクトカーに投資はしない方向なので、次期型はトヨタから、ヤリスを供給して貰う事で、ほぼ決定している。