斬新「“ミニ”アルファード」が凄すぎ! 全長3.5m「ニッサン」風ボディ&ド迫力「トヨタ顔」採用! 本家にはない“画期的ユニット”搭載の「BOMA」中国仕様とは?
高級ミニバンの代名詞として世界的に人気なトヨタ「アルファード」ですが、中国では一風変わった「ミニアルファード」とも言えるモデルが存在していたようです。一体どんなクルマなのでしょうか。
アルファードにそっくりなコンパクトカーの正体とは?
トヨタ「アルファード」は、2002年から4代に渡って発売されているラージサイズのフラッグシップミニバンで、世界各国でも展開されています。
特にアジアでの人気は非常に高く、関税の影響で価格が1000万円を超えるにもかかわらず、高級ミニバンの代名詞として広く知られています。
そんなアルファードですが、中国では一風変わった「ミニアルファード」とも言えるモデルが存在していました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
“本家”のアルファードは2023年6月にフルモデルチェンジされ、現行モデルとなる4代目が登場しました。
日本国内ではその姿を見かける機会が増えていますが、中古車市場では先代モデルも未だに根強い人気を見せています。
また、中国でも街中でアルファードならではの存在感を示しており、現地ではアルファードを所有することは多くの人々の憧れとして、高級ミニバンの地位を確立しているようです。
なお価格(消費税込)について、日本では540万円から872万円で販売されているのに対して、中国では日本の2倍以上に達するといわれています。
そんななか、アルファードを彷彿とさせるコンパクトカーが、かつて中国で展開され大きな注目を集めました。
そのクルマとは、中国の未奥汽車が開発したBEV(バッテリーEV)「BOMA」です。
最大の特徴は、フロントフェイスが先代アルファードに酷似している点です。
大きなグリルやフォグランプベゼル、ヘッドライトの形状に至るまで、非常によく似せて作られており、そのクオリティはクルマに詳しい人でも写真だけを見るとアルファードと見間違えるほど。
その一方で、ボディサイズは全長3517mm×全幅1495mm×全高1660mmと、軽自動車に近いコンパクトなサイズ感で、先代アルファード(全長4945mm×全幅1850mm×全高1935-1950mm)と比べると、まさにミニチュア版といえます。
しかし驚きなのはフロントだけではありません。
BOMAの側面からリアにかけてのデザインは、日産の軽自動車「デイズ」に酷似。
プレスラインや全体のプロポーションもデイズを彷彿とさせる仕上がりで、まるでアルファードの顔とデイズのボディを融合させたかのようなユニークなスタイリングとなっています。
この大胆なデザインとは裏腹に、BOMAはBEVとしての実用性も十分に備えているのもポイント。
パワートレインは本家アルファードにはないBEV仕様のみの設定となっています。
最大出力40馬力(30kW)モーターに、11.9kWhまたは18.5kWhのバッテリーが組み合わせて搭載。
これにより航続距離は、前者が130km、後者が200kmと、都市部での日常使いには必要十分の実用性を確保しています。
しかし、あまりにもアルファードやデイズに似すぎている点が多くのユーザーから指摘されたこともあり、2024年3月にBOMAのデザインを大幅に見直すマイナーチェンジを実施。
フロントフェイスはEVらしいグリルレスのデザインに刷新され、カラフルなボディカラーを採用することで、独自性が高められました。
この変更により、アルファードのコピーという批判を回避しつつ、新たな個性をアピールするモデルへと進化し現在に至ります。
昔は日本も欧米の車のデザインのパクリやってましたから。人の事は言えないっすね。まあトヨタは今でもだけど。シエンタのデザインのパクリはひどすぎた