「突然、免許失効だと言われました。無事故無違反なのになぜですか?」 突然のゴールド免許剥奪? 実は自分に理由があった? 気をつけたい「うっかり」とは
あなたは大丈夫? 気をつけたい「うっかり失効」とは
加えて、免許更新時にゴールド免許となる予定だった人が運転免許を「うっかり失効」させた場合もゴールド免許は交付されません。
うっかり失効とは災害を受けた、病気で入院していたなどのやむを得ない理由がないのに免許更新手続きをおこなわず、免許を失効させてしまうことをいいます。
たとえばゴールド免許を取得する予定だった人が、うっかり失効後すぐに免許再取得の手続きをしてもゴールド免許は引き継がれず、ブルー免許が交付されます。
ちなみに「免許更新のお知らせハガキが自宅に届かなかった」「仕事や介護が忙しかった」などの事情は免許更新ができない「やむを得ない理由」には当たらないため注意が必要です。

SNS上においても、実際にうっかり失効をした経験のある人から「免許更新ハガキがダイレクトメールに埋もれて気付かなかった」「若い頃に仕事が忙しくて更新を忘れたことがある」などの声が複数寄せられており、決して珍しい事例ではないといえるでしょう。
うっかり失効をしないよう、定期的に運転免許証の有効期限をチェックするほか、引っ越しの際には確実に住所変更手続きをしておくことが大切です。
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ゴールド免許を取得するためには交通違反や事故をしないこと、すなわち安全運転が求められます。
とりわけ年末年始は帰省のため慣れない道を走行する人も多いことから、速度に注意したり道路標識をよく確認したりと、できる限り慎重な運転を心がけましょう。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

































