100万円台で買える! トヨタ「“激安”SUV」がスゴイ! 全長4.2m級で「ちょうどイイサイズ」! 最安「ヤリスクロス」が“狙い目”な理由とは

新開発のパワートレインや先進運転支援機能も標準装備!

 インテリアでは、全車が3本スポークステアリングですが、Xだけがウレタン(ほかは本革巻き)、マニュアルエアコン(ほかはオートエアコン)、オーディオレス(ほかはコネクテッドナビ対応ディスプレイオーディオ)、アームレストなし(ほかはあり)、フロントシートはヘッドレスト一体型となるなどの違いがあります。

前席のシート形状が他のグレードとは異なる「ヤリスクロス X」[画像はX(ハイブリッド車)]
前席のシート形状が他のグレードとは異なる「ヤリスクロス X」[画像はX(ハイブリッド車)]

 強いて言えばオーディオレスなのが気になりますが、純正もしくは社外品のディスプレイオーディオなどを予算に応じて後付けすれば問題はないでしょう。

 乗り換えの場合なら、前所有車のナビやオーディオを移設する手もあります。

 インテリアの見た目では、X以外では各部にピアノブラックないしはガンメタリック加飾が施されますが、基本的な装備に際立つ違いはありません。

 特に衝突被害軽減ブレーキや全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールを始めとする、後付けができない先進安全技術「トヨタセーフティセンス」は、Xも標準装備なのが嬉しいところ。

 他グレードに標準もしくはオプション装備されるブラインドスポットモニター(BSM)と降車安心アシストのみ省略されますが、それ以外は十分な装備です。

 このようにヤリスクロスは、上級グレードとベースグレードの基本装備に大きな開きがありません。

 そもそも新開発のコンパクトクラス向け「TNGA-B」プラットフォームによる高い安全性や操縦安定性の高さは、全モデルに共通します。

 1.5リッターガソリンエンジンやダイレクトシフトCVTも同時に新開発されたもので、スムーズな加速や燃費の良さも特徴です。

 このように再安価グレードでも基本性能に優れているヤリスクロスのXグレードは、極めて「お買い得な新車」といえます。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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