トライアンフモーターサイクルズジャパンは、2024年11月12日、「Rocket 3 R Evel Knievel Limited Editions（ロケット 3 R イーベル・クニーヴェル リミテッドエディション。以下ロケット3 Rイーベル・クニーヴェル）」と「Rocket 3 GT Evel Knievel Limited Editions（ロケット 3 GT イーベル・クニーヴェル リミテッドエディション。以下ロケット 3 GTイーベル・クニーヴェル）」という2台の限定モデルを発表しました。

　ロケット3 Rイーベル・クニーヴェルおよびロケット3 GT イーベル・クニーヴェルは、イギリスのバイクメーカーであるトライアンフと、アメリカの伝説的なスタントマンであるイーベル・クニーヴェルとのパートナーシップを記念して作られたバイクです。

　スポーツ走行を目的としたユーザーと、長距離移動を快適にしたいユーザーの両方に向けて、2つのモデルが用意されたといいます。

　ボディサイズは、前者が全長2365mm×横幅920mm(ハンドルを含む)×全高1125mm(ミラーを含まない)、シート高773mm、後者が全長2365mm×横幅940mm(ハンドルを含む)×全高1183mm(ミラーを含まない)、シート高750mm、ホイールベースはどちらも共通して1677mmです。

　エクステリアは、クロームメッキされた燃料タンクが特徴的で、イーベル・クニーヴェルの象徴である白いジャンプスーツと星条旗からインスピレーションを得たデザインとなっています。

　マットサファイアブラックのリアパネルには、イーベル・クニーヴェルのロゴがゴールドの刺繍で施された、レザーシートを装備。

　どちらのモデルにも独自のスタートアップスクリーンアニメーションと、イーベル・クニーヴェルのサインロゴがレーザーエッチングされ、ブラックとゴールドのエンジンカバープレートにはシリアルナンバーが入るのも特徴的です。

　そのほか、両モデルとも共通して5方向バックライトつきジョイスティックを備えた高機能フルカラーTFTを採用しており、モニター角度が調節可能なため、あらゆる身長のライダーに最適な視認性を実現しています。

　両モデルのいちばんの違いは、フットペグポジション（ライダーが足を置く場所）です。

　ロケット3 Rイーベル・クニーヴェルは、ミッドフットコントロールペグを採用し、2段階の15mm上下調節が可能。ロケット3 GT イーベル・クニーヴェルは、前方フットコントロールペグを採用し、水平に50mm、3段階の調節が可能です。

　前者はスポーティなライディングポジション、後者は長距離運転時に快適なライディングポジションを取れることを意識して設計されました。

　パワートレインは、量産バイクとして世界最大排気量を誇る2458cc水冷直列3気筒DOHCエンジンを搭載。最高出力182馬力／7000rpm・最大トルク225Nm／4000rpmを発生します。これに組み合わされるのは6速MTです。

　安全装備として、コーナリングABS（アンチロック・ブレーキシステム）や、トラクションコントロール、ヒルホールドブレーキといった機能を装備。

　価格は、ロケット3 Rイーベル・クニーヴェルが342万9000円、ロケット3 GT イーベル・クニーヴェルが349万9000円で、それぞれ250台ずつの限定販売です。

　なお購入したユーザー全員に、トライアンフとイーベル・クニーヴェルとの物語を掲載した限定ハードカバーブックが、バイクと同じシリアルナンバー入りでプレゼントされる、という特典もあり、イーベル・クニーヴェルのファンにとってはたまらないバイクとなっています。