「25年2月から歩行者の信号無視」が違反にならない? なぜ? 現在3.8万円の罰金だが… 安全と人種差別の問題が混在! NYで何が起こっているのか

クルマを運転していると、たびたび歩行者が赤信号を無視して横断歩道を渡ったり、横断歩道のない道路を横断したりする光景を見かけます。これは日本だけでなく海外でも見られる光景ですが、アメリカ・ニューヨークでは歩行者の信号無視や、横断歩道のない場所での横断を認める法案が可決されました。一体なぜこのような法案が作られたのでしょうか。

めちゃくちゃな「法案」いつから施行? 日本での反響は?

 なお、ジェイウォークを合法とする法律は2025年2月から施行される予定です。

 このニュースに対して日本のSNS上では「なんでそういう発想になるのか」「理解できない」といった困惑の声や、「交通事故が多発しそう」「事故のときの裁判や保険会社の対応はどうなるのか」など懸念する声が聞かれました。

 また「日本でもよほどの事が無い限り歩行者に違反切符切って罰金払わせたりはしないですしね」と法律が形骸化している点を指摘する意見。

 そののほか、「この流れ、下手すると日本にも波及するぞ」「日本はこうならない事を祈る」との声もみられました。

めちゃくちゃな「法案」いつから施行? 日本での反響は?
めちゃくちゃな「法案」いつから施行? 日本での反響は?

 日本は世界の中でも協調性を重んじ、ルールを遵守する国民性であるため、現時点で歩行者の信号無視や道路の横断などを認める法律が作られるとは考えにくいといえるでしょう。

 とはいえ日本でも信号無視などをおこなう歩行者は一定数おり、信号無視や道路の横断が合法化されれば、それらの行為が助長されてしまうおそれがあります。

 ルールを守るのは「法律で禁止されているから」だけではなく、「事故に遭わない・事故を引き起こさないため」という意識を持つことが大切です。

※ ※ ※

 ニューヨーク市では2025年2月から、歩行者の信号無視や横断歩道のない場所での横断などが合法化されます。

 この改正によってニューヨーク市での交通事情がどのように変化するのか、今後の動向に注目が集まっています。

【画像】道路の「★」や「あ!」どんな意味? 写真で見る(20枚)

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Writer: 元警察官はる

2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

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