全長“4m”で「9人」乗り! ダイハツ斬新「ミニバン」は「対面シート」&“5速MT”採用! ちょっぴり“タフ顔”で便利な「グランマックス」インドネシア仕様がスゴイ!

近年、人気のコンパクトミニバンには、主に2列シート4人および5人、3列シート6人または7人のパッケージが採用されています。しかし海外では斬新なシートレイアウトを採用し、9人も乗車できるコンパクトカーも存在しているのですが、一体どのようなクルマなのでしょうか。

すし詰め状態!? 最大9人座れるコンパクトミニバンとは?

 近年、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」をはじめとするコンパクトミニバンが人気を博しています。
 
 ミニマムなボディに大人数乗車が可能な点が大きな魅力の1つであり、主に2列シート4人および5人、3列シート6人または7人のパッケージが採用されています。
 
 しかし、海外では斬新なシートレイアウトを設定し、全長4m前後のボディに最大9人も乗車できるクルマも存在しています。
 
 一体どのようなクルマなのでしょうか。

コンパクトなのに9人乗れる! ダイハツ「グランマックス」とは?
コンパクトなのに9人乗れる! ダイハツ「グランマックス」とは?

 そのクルマは「グランマックス」です。

 同車は、その名の通り「Grand(壮大)」と「Maximum(最大)」を組み合わせた造語で、「最大限の利便性と快適さを顧客に提供するクルマ」という意味が込められています。

 このコンセプト通り、グランマックスはその大容量の積載力と広々とした車内空間で、商用車やファミリーカーとして多様なニーズに応える1台です。

 グランマックスは、2007年にインドネシア市場でデビューしました。

 ダイハツが手掛ける軽商用車として、経済的でありながら使い勝手の良い設計で高い評価を受け、インドネシア市場では主にミニバス仕様や商用バン仕様として多くの利用者に親しまれてきました。

 その後、日本市場には2008年にトヨタ「タウンエース/ライトエース」として導入され、2020年にダイハツからもグランマックスとして日本で販売されました。

 ボディサイズは全長4045mm×全幅1655mm×全高1900-1930mmです。

 インドネシア仕様のグランマックスには、日本仕様と異なるユニークな特徴がいくつかあります。

 まずエクステリアでは、タフなデザインのフロントバンパーが採用されています。

 くわえて、最低地上高が日本仕様よりも15mm高く設計されており、インドネシアの道路事情に合わせて、より悪路でも安定した走行が可能な仕様へと変更されているのもポイントです。

 次にインテリアでは、9人乗りの「ミニバス」タイプが設定されていることが大きな違いとして挙げられます。

 広々とした2列シートに加え、後部に対面シートを採用したレイアウトが特徴です。

 この対面シートは畳んで2列シート5人乗り仕様にしたり、2列目シートも畳んで広大な荷室空間を設けることもできたりなど、多彩なシートアレンジによって、商用利用から家族やグループでの移動にまで幅広いシーンにまで対応することが可能です。

 また、9人乗り仕様以外にも3列シート8人乗り仕様のモデルや、2人乗りの商用に特化した仕様、2シーターに荷台がついたトラック仕様の「ピックアップ」も展開されています。

 ほかにも車内には多くのカップホルダーやダッシュボード収納を設けることで、利便性が高められており、商業車両としての実用性を重視した作りでありながら、ユーザビリティを細部にまで考慮した設計は、日本にもフィットしているといえるでしょう。

 パワートレインは、最高出力88馬力・最大トルク115Nmの1.3リッター直列4気筒エンジン(K3-DE)と、最高出力97馬力・最大トルク134Nmのよりパワフルな1.5リッター直列4気筒エンジン(2NR-VE)を設定。

 なかでも1.5リッターエンジンを搭載したモデルの一部には、電子パワーステアリング(EPS)も装備されており、狭い道や駐車場での取り回しが非常にしやすくなっているのも特徴です。

 いずれのエンジンにもトランスミッションには5速MTが組み合わされており、燃費性能も優れています。

 なお価格は、1億6000万ルピア(約155万5600円)から2億3720万ルピア(約230万6200円)です。

【画像】「えっ…!」 これが“9人乗り”の斬新「コンパクトミニバン」です!(36枚)

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