日産「“改良型”エクストレイル」まもなく登場!? 「ガチガチオフロード仕様」も設定? 期待の「プレミアムSUV」米国では先行販売も

2022年7月にデビューした4代目「エクストレイル」ですが、もうじきマイナーチェンジがおこなわれるものと思われます。じつは同車の兄弟車「ローグ」のマイチェンモデルが米国で先行発売されており、これにより進化版エクストレイルの姿を予想することができます。

「エクストレイル」マイチェンでどう進化する

 日産のクロスオーバーSUVとして「エクストレイル」がラインナップされています。
 
 もともと初代モデルは「ガンガン使い倒せるタフギア」として登場しましたが、世代を重ねる毎にプレミアム感を増し、2022年7月に登場した4代目の現行モデルではハイブリッドの「e-POWER」専用車となったことで、完全にプレミアムSUVへと舵を切った感があります。

「エクストレイル」に先行してマイチェンした北米の兄弟車「ローグ」
「エクストレイル」に先行してマイチェンした北米の兄弟車「ローグ」

 そんなエクストレイルも登場から2年が経過し、2024年5月に一部仕様向上を含む改良がなされてはいますが、そろそろマイナーチェンジのタイミングに差し掛かっていると言えるでしょう。

 エクストレイルのマイナーチェンジを占うモデルとして注目したいのが、北米市場で販売されている「ローグ」というSUVです。

 実はこのローグは、先代型(3代目)からはエクストレイルと兄弟車関係にあり、現行モデルは日本のエクストレイルよりも早い2020年に北米デビューしているのです。

 エクストレイルとローグは内外装のデザインはほぼ共通ですが、大きく異なるのがパワートレインです。

 日本仕様のエクストレイルは前述したようにエンジンで発電しモーターで駆動するe-POWERとなっていますが、ローグはガソリンエンジン車のみとなっています。

 デビュー当初のローグは2.5リッター直列4気筒自然吸気エンジンを搭載していましたが、2021年秋に発表された2022年モデルからは、日本のエクストレイルに搭載されているのと同じ1.5リッター直列3気筒VCターボの「KR15DDT型」に変更。

 ただ、ターボエンジンを発電用として搭載するエクストレイルとは異なり、ローグはエンジンで直接タイヤを駆動するモデルとなっているのが面白い違いです。

 このローグは、エクストレイルに先んじて2023年秋にマイナーチェンジを実施しており、フロントグリルが最新の「デジタルVモーショングリル」となり、テールランプのデザインが変更されるなど、エクステリアをアップデートしています。

 さらにインフォテイメントシステムにはGoogleが搭載され、GoogleマップやGoogleアシスタント、Google Playなどのサービスが利用できるようになっているのも大きな変更点です。

 そして2024年夏に発表されたローグの2025年モデルでは、新グレードとして「ロッククリーク」を追加。

 このグレードはローグをよりワイルドに仕立て上げたもので、ブラックアウトされたフロントグリルの装着やラバレッドのアクセントが随所に散りばめており、ルーフにはクロスバーが一体となったチューブ式ルーフラック、足元には17インチのサテンブラックのホイールにオールテレーンタイヤを装着する本格派となっています。

 インテリアにもラバレッドのアクセントが与えられているほか、撥水シート表皮を採用してアウトドアレジャーに供しても汚れをすぐに拭き取れる配慮がなされているのです。

 また2025年モデルのローグは先進運転支援「プロパイロット」がハンズオフも可能な「プロパイロット2.1」へと進化しており、エクストレイルのナビリンク機能付のものよりもさらに先を行くものとなっているのも注目でしょう。

 ひと足先にマイナーチェンジを実施したローグを見る限り、エクストレイルもローグと同様にエクステリアに変更が入ることは間違いなく、Google搭載やプロパイロット2.1への進化も可能性はありそうです。

 一方、ワイルドなロッククリークについては、そもそものパワートレインが異なるため、全く同じ仕様のエクストレイルが登場するのは難しいかもしれません。

 しかし、日本でもワイルドなカスタムが流行していることを考えれば、ぜひエクストレイルにもアウトドア感を強化した仕様の追加を期待したいところです。

【画像】カッコいい! これが進化した「エクストレイル」です! 画像を見る(30枚以上)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. お、前記のFRONTが散らかっていたんだけど、後期?で良くなったな!

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー