スバル「新型SUV」発表! 2.5リッター「水平対向エンジン」搭載&本格タフ仕様設定! オシャブルー映える「ウィルダネス」が良すぎる「クロストレック」米国に登場

2024年10月10日、スバルの北米法人は「クロストレック」の新たな2025年モデルを発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

本格タフ仕様がイイ!

 日本では新たにストロングハイブリッドモデルが追加され、12月から発売が開始されることがアナウンスされたスバルのクロスオーバーSUVである「クロストレック」。

 北米地域でも2025年モデルが発表となりましたが、日本仕様とは異なる進化を果たしているようで、今回はそんな北米版新型クロストレックをご紹介したいと思います。

こんなタフ仕様が欲しかった!
こんなタフ仕様が欲しかった!

 北米では2013年モデルからその名前が使われ、現行型は3代目となるクロストレック。今回発表された2025年モデルは、一見すると日本仕様と大きく違いはないように見えますが、最も異なるのがパワートレインです。

 日本仕様のクロストレックは現在、水平対向4気筒2.0Lエンジンにモーターを組み合わせたe-BOXERと呼ばれるマイルドハイブリッド仕様が採用されていますが、北米仕様ではモーターの備わらない2.0L及び2.5Lのエンジンが搭載されているのです。

 2025年モデルでは、2.0Lエンジンを搭載するのはベースグレードのみで、2024年モデルでは2.0LだったPremiumグレードも2.5Lへ排気量が拡大されています。

 また、最低地上高も日本仕様よりも約20mm高くなる8.7インチ(約220mm)となっており、シンメトリカルAWDとの組み合わせで日本仕様を上回る走破性を兼ね備えているのもポイントです。

 そして何より日本仕様と異なるのが、よりワイルドな性能を持つ「ウィルダネス」がラインナップされているという点でしょう。

 このウィルダネスは前後のバンパーやフロントグリル、大型のホイールアーチクラッティングやサイドクラッティングが備わっており、インテリアでもフロントヘッドレストにウィルダネスのロゴがエンボス加工で施されていたり、スートステッチやメーターリング、ステアリング、シフターなどにカッパー色の差し色が与えられているのが特徴。

 もちろんワイルドな見た目に合わせて最低地上高は標準モデルよりもさらに16mmほど高められているほか、ヨコハマ ジオランダーの17インチオールテレーンタイヤを標準装着して更なる走破性を高めています。

 これによりアプローチアングルは20.0度(標準モデル+2度)、デパーチャーアングルは33.0度(同比+2.9度)、ランプブレークオーバーアングルは21.1度(同比+1.4度)に高められました。

 さらにファイナルギアを通常モデルの3.700よりも低い4.111とすることで登坂能力を向上させ、CVTのチューニングやCVTオイルクーラーの追加によって牽引能力を通常モデルの1,500ポンド(約680キロ)から3,500ポンド(約1,588キロ)に大幅に向上させているのです。

 またルーフには700ポンド(約318kg)もの荷重容量を備え、ルーフトップテントの装着にも耐えうる多用途のラダー型ルーフラックも装備されており、見た目だけでなくガチで使えるモデルに仕上がっています。

 日本でも登場を求める声の多いウィルダネス。現在のところは北米の生産拠点で作られているため、導入にはハードルが高そうですが、今後の動向にも注目したいところです。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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  1. アイサイトがついてないような…

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