軽自動車、買うなら「ターボ」「ノンターボ」どっちがいい? 街乗りでは「NA」で十分? だけどパワーは欲しい! 「初期投資&加速」“以外”に考えるべきこととは
「維持費」「初期投資」にも違いが…
また、ターボ車の場合はオイル交換などメンテナンスの頻度が高くなる傾向もあります。
例えばダイハツでは、軽自動車のオイル交換は「1万kmまたは6か月」を目安としていますが、ターボ車の場合は「5000kmまたは6か月」が目安だといい、走行距離によってはメンテナンス費用がかかってしまうかもしれません。
これはターボ車はノンターボ車と比べ、エンジン内部が高温になりやすいことに加え、エンジンオイルも熱の影響で劣化が早まり、オイルの作用である潤滑や冷却、洗浄、密閉などといった効果が減少するためです。
オイル交換をしないと金属同士の摩擦が増え、大きな故障を招くため、特にターボ車では定期的な交換が必要になります。
なお、軽自動車では普通車よりもエンジンオイルの容量が少なくなっていることが多く、オイル交換が増えるとはいえ、その差はわずかともいえます。

そして、ターボ車の一番のデメリットが「車両本体価格の高さ」です。
どのような車種でも機構が複雑になるターボ車のほうが数万~十数万円程度高く設定されており、これは中古車市場でもあまり変わりません。
とはいえ、グレードの高いモデルにターボエンジンが採用されていることも多いため、単にターボエンジンが搭載されているだけでなく、安全性能が高くなっていたり、内装や外装に違いがあったりする場合もあり、一概に比較できません。
先出のダイハツ販売店担当者も以下のように説明します。
「大きな違いがあるとすれば車両価格で、ターボ車のほうが10万円程度高くなっています。
ただし、例えば『タフト』の『G』にはターボ車である『Gターボ』があり、車両価格はGターボのほうが12.1万円高いのですが、Gターボにはアルミホイールがガンメタリック塗装で、アダプティブクルーズコントロールがつくなど、ターボ以外の部分でも性能がいいと言えます。
最終的には車両価格や乗り方、見た目や装備など、好みで選んでもらえればと思います」
※ ※ ※
ターボ車は上り坂や高速道路をストレスなく走行できるパワーが魅力ですが、比較的平坦な地域や街乗りに特化した使い方など、クルマの使い方によってはノンターボ車でも十分な場合もあります。
自身のライフスタイルやクルマの使い方も含め、どちらがいいか悩んでいる場合は、ぜひ販売店などに相談してみるといいでしょう。















































