レクサス「“ミニ”GX!?」登場! ド迫力の「スピンドル顔」に“TOYOTA”ロゴ採用! 悪路に強い「ワイルドボディ」実現したパパママカーズ「マウントエース」とは?
レクサスの新型「GX」を思わせるフロントデザインにカスタムされた「タウンエース」が、「マウントエース」と名付けられ注目を集めています。
まるでレクサスGX!?なタウンエースとは?
トヨタ「タウンエース」のカスタムモデルのうち、「マウントエース」と名付けられたものが注目を集めています。
そのフロントデザインがまるでレクサスの新型「GX」のようだとして話題沸騰中です。
タウンエースは、トヨタが生産しているワンボックスバンで、初代は1976年にデビュー。
その後1982年には2代目、1996年には3代目、2008年には4代目が登場しており、バン以外にトラックも各世代で展開されました。
このモデルの特徴は、トヨタ車ではあるもののダイハツと共同で生産したことです。
初代から3代目ではトヨタとダイハツが共同で生産を担当。
4代目では両者の共同企画、開発と生産がダイハツという形になっており、海外では東南アジアを中心に「ダイハツ グランマックス」として発売されました。
その後マイナーチェンジが度々実施されており、2010年には従来の2WDに加えて4WDを追加。
2020年にはダイハツの新たな衝突回避支援システム「スマートアシスト」が搭載されました。
そんなタウンエースですが、現在はダイハツの認証不正問題の影響でオーダーがストップしています。
とは言え、今でもアウトドア用カスタムの際のベース車として一定台数が流通しているようです。
そのなかで特に注目されているのが、関東と関西に1店舗ずつ構えるカスタムカー専門店「パパママカーズ」が手がけるマウントエースです。
マウントエースは現行モデルである2020年式以降のタウンエースをベースに、ボディカラーの変更やアフターパーツの装着などのカスタムが施されたモデルです。
カスタムされた点で特に目を惹くのがタフでワイルドなフロントデザインです。
独自にデザインされたフロントグリルや角張ったヘッドライトは、商用車としての面影を忘れてしまうほどSUV然としています。
そのデザインはレクサスの新型GXにも似ており、ネット上ではまるで「ミニGX」のようだと話題沸騰中です。
取り扱うパパママカーズの担当者も、フロントデザインが最もこだわったポイントだと語ります。
また、独自のスプリングによる車高アップにより、SUVのような走破性を付加しています。
内装もアウトドア向けにカスタムされており、後部座席を倒すことで最大1760mm×1495mmのラゲッジスペースを確保。
かさ張るアウトドア用品を積むのも困難ではありません。
その他の装備も充実しており、内装面は新車同然です。
そんなマウントエースですが、どのような経緯で取り扱いに至ったのでしょうか。
前出の担当者は次のように話します。
「商用車をベースにすれば維持費や税金をかなり安く抑えられるため、先に『プロボックス』をカスタムした『USマイルボックス』を販売しておりました。
こちらが好評だったため、同じくトヨタの商用車であるタウンエースを選びカスタムしております。
タウンエースはプロボックスと比べて積載量が大きいのが特徴です。
そのためアウトドアで大きな道具を載せたい、単純に荷物をたくさん載せたいといった更なる需要も見込んでベース車に選択しました。
またタウンエースはノーマルフェイスしか無い物が多かったため、キャンピングカー風にフェイスチェンジしています。
またサイズ感の丁度良さとスライドドアによる、ファミリー層のカスタム需要も見込んでいます」
今後の予定として、オーバーフェンダーやグリルガードなどのオリジナルパーツも作成するようです。
くわえて、ゆくゆくは別のクルマのカスタムで、ベース車両に合うと判断した場合はこの特徴的なフロントデザインを流用する可能性もあると言います。
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軽自動車としての使い勝手はそのままにアウトドア用としても使えるため、店舗には多くの問い合わせが寄せられています。
ベース車の駆動方式や年式によりやや差がありますが、車体価格(消費税込)は319万8000円からです。
軽自動車ではないですよ