トヨタ 新型カムリ、日本での販売好調は予想外なのか
SKYACTIVエンジンにも勝る新世代エンジンを搭載
搭載するパワートレインは、全車とも2.5リッター直列4気筒エンジンと電気モーターのハイブリッドです。ただし、「2.5リッターダイナミックフォースエンジン」と呼ばれるエンジン(A25A-FXS型)は骨格から新開発された新世代エンジンであり、41%という最大熱効率を誇ります。
ちなみにハイブリッドシステムは「プリウス」でお馴染みのTHSIIを採用しますが、パワーコントロールユニットは10%小型化された上、バッテリーのパワーを積極的に使うように制御が変更されています。その結果、JC08モード燃費は最良で33.4km/Lを達成します。
グレードは「X」(329万4000円)を筆頭に、17インチアルミホイールやタイガーアイ調パネルで上質感を高めた「G」(349万9200円)、さらに本革シートや専用のベージュ内装も選べる「G”レザーパッケージ”」(419万5800円)の3種類が設定されています。
なお、ミリ波レーダーと単眼カメラで前走車や歩行者を検知し、事故の回避および被害の軽減を行なう先進安全装備「トヨタ・セーフティ・センスP」は全車に標準装備されます。ただ、T-Connect SDナビゲーションを装着できるのは「G」と「G”レザーパッケージ”」のみです。
ライバルとしては、まずホンダの「アコード」(385万円?410万円)です。エンジンとモーターを組み合わせるハイブリッドという点は共通ですが、「アコード」は走行用(135kW/310Nm)と発電用とモーターを2個搭載し、エンジンは高速巡航時を除いて発電に徹するのが特徴であり、街中ではモーターならではの静かでスムーズな走りを楽しめます。JC08モード燃費は最良で31.6km/Lです。
もう1台国産車ライバルを挙げるとすれば、マツダの「アテンザ」(279万7200円~400万1400円)です。躍動感を表現した魂動デザインに加えて、わずか2000rpmで420Nmを発揮するディーゼルエンジンの力強さが魅力です。JC08モード燃費は最良で22.4km/Lですが、燃料は軽油となります。
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