「軽自動車だから“軽油”だろ!」 うっかり「誤給油」本当に入れたらどうなるの? レギュラーとハイオクの入れ間違いは大丈夫?

レギュラー車にハイオクガソリンを入れたらどうなる?

 反対に、ディーゼル車にガソリンを入れた場合も、エンジンにトラブルが起きます。

 その際は、エンジン音が高くなり、白い排気ガスを出してエンジンが止まるという症状がでるとのこと。ディーゼルエンジンは軽油をノズルで吹きかけますが、ガソリンは潤滑性が低いため、そうしたパーツの交換が必要になることもあるようです。

 万が一ガソリン車に軽油を入れたり、ディーゼル車にガソリンを入れたりと入れ間違いに気づいたら、早めにエンジンを止めることが大切です。そして、ガソリンスタンドやロードサービスに連絡して対処しましょう。

レギュラー車にハイオク入れても問題ないが燃焼効率が上がることもない
レギュラー車にハイオク入れても問題ないが燃焼効率が上がることもない

 では、レギュラーとハイオクガソリンを入れ間違えるとどうなるのでしょうか。

 前出の担当者は、ガソリンの入れ間違いについて次のように話します。

「レギュラーとハイオクを間違えて入れる分にはクルマ側のコンピュータで調整してくれたりするため直ぐに問題が発生するという訳ではありません」

 燃料メーカーでも、レギュラー仕様車にハイオクを給油してもとくに問題はないと説明しているようです。

 ただ、レギュラーに合わせてエンジンを設計しているため、燃焼効率が上がるといった効果はないようです。

 しかし、ハイオク仕様車にオクタン価の低いレギュラーガソリンを入れると、クルマの性能を十分に引き出せなくなるので、間違えないように注意しましょう。

※ ※ ※

 入れ間違いが起きる背景について、前出の担当者は次のように語ります。

「セルフガソリンスタンドが増えた際に『軽自動車なんだから軽油を入れればいいだろう』という誤った考えで間違った燃料を給油してしまう人が多くいました。

 他には、普段使用しない燃料を使うレンタカーに対して、癖で普段使う燃料を間違えて給油してしまうということもありました」

 とくに、同じモデルにガソリン車とディーゼル車が設定されている場合、普段乗り慣れている燃料を給油してしまうことがあり、注意が必要なようです。

 JAFによると、2022年10月の1か月で、誤給油での出勤要請は105件にのぼったといいます。

 あわせて、レンタカーやシェアカーなど初めて乗るクルマに給油をする際は、取扱説明書などで燃料の種類を確認するよう呼びかけています。

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