なぜガソスタなのに「給油NG」? 断られる“納得の理由”とは? どうしても“入れたい時”に「守るべき事項」は?
もし携行缶にガソリンを入れる時に、守るべき事項とは?
また携行缶への給油が許可されている場合でも、いくつかの注意点があります。
まず、ガソリンを携行缶に入れる際には、必ず耐火性や耐圧性のある国の規格に適合した専用の携行缶を使用することが求められます。
実際にガソリンの給油が認められている容器は、性能試験に合格した22リッター以下の密閉できる金属性容器です。
なお、性能試験に合格した容器には必ず「試験確認済証」のシールが貼られており、このシールが貼られていない場合は給油できません。
これは一般的なプラスチック容器や不適切な容器を使用すると、ガソリンの揮発性によって引火のリスクが高まるためです。
しかし、性能試験に合格した10リッター以下のプラスチック容器であれば給油可能とされています。
また、給油中は必ず静電気対策を行うことが重要です。
携行缶と給油ノズルの間に静電気が発生すると、火花が飛んで発火する恐れがあります。
静電気を防ぐため、給油の前には静電気除去シートに触れて放電を行うことが重要です。
なお、携行缶を地面に置いてから給油することで、静電気を減らす効果もあります。
そして給油する時は風通しの良い場所で行い、近くに火気がないことを確認しつつ、適切な容量を守ることも大切です。
携行缶は、満杯まで入れると膨張による圧力が缶内にかかる危険が増すため、容量の90%程度に留めることが推奨されています。
空間を残すことで、ガソリンの揮発による圧力を調整する余裕ができ、安全性が向上します。
なお、携行缶に入れたガソリンは、できるだけ早く使用するように心がけることが大切です。
ガソリンは時間が経つと劣化し発火点が下がるため、長期間保存すると引火のリスクが高まります。
もし保管する場合は、直射日光の当たらない風通しの良い冷暗所を選び、子どもの手が届かない場所に置くようにしましょう。
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携行缶への給油が禁止される背景には、このような安全対策の強化と犯罪予防の観点があることが分かります。
ガソリンは便利なエネルギー源である一方、その取り扱いには多くのリスクが伴います。
携行缶を使用する場合は必ず規定の手続きを守り、安全に使用することが大切です。
またガソリンスタンド側のルールに従い、適切な手続きを行うことで、トラブルや事故を防ぐことができます。
今後も、ガソリンの取り扱いに関する規制は厳格化されることが予想されますが、それは私たちの安全を守るための措置です。
適切な知識と対策を持って、ガソリンの安全な利用を心がけましょう。
相変わらずの受け売り記事だ。容器に対して100%入れない様にするのは、入れた危険物の体積増加に、容器が追いつかないのを避けるための措置(タンクローリーのタンクもそうやっている)。劣化したら引火点は「上がる」のではありませんかな?!