「えっ…!」オートキャンプ場なのに「“車中泊”禁止」!? なぜ? 原因は「マナー違反」か? 気をつけるべきポイントとは

信じられない振る舞いをする「車中泊」利用者の姿も

 ふたつ目の理由は「光」です。

 ドアロックを解錠するとき、ヘッドライトが点灯するケースがあります。

 これは「ウェルカムライト」などと呼ばれる機能で、乗降時に周囲を照らし視界を確保するものです。

マナーをわきまえて楽しく「車中泊」を満喫したいものです[画像はイメージです]
マナーをわきまえて楽しく「車中泊」を満喫したいものです[画像はイメージです]

 車中泊ではなくテント泊をしている人でも、クルマに荷物を取りに行ってうっかりやってしまいがち。

 クルマのヘッドライトは相当に明るく、前方にテントを張っている人がいたら大迷惑です。

 キャンプ場は基本的に暗く、サイト全体に強い光を発してしまうこともあるので特に注意が必要といえます。

 取扱い説明書にはウェルカムライト機能を止める操作方法が記されているので、キャンプ場にいく際にはチェックしておくと良いでしょう。

 そして3つ目の理由として挙げられるのが「アイドリング」です。

 オートキャンプ場でエンジンをかけたままにしたり、夜間に構内を不必要に走り回ることは、基本的に禁止されています。

 しかし信じられないことに、「エアコンを作動させて快適に眠りたい」といった理由で、アイドリングをしたまま車中泊をする迷惑行為が起こっているというから驚きます。

 なかにはエンジン発電機を利用する輩もいるようです。

※ ※ ※

 長野県のとあるキャンプ場では、公式ウェブサイト上ではキャンプ場での車中泊の禁止をうたっていませんが、現地に行くと車中泊禁止とする張り紙があり、利用料を支払った利用者でも車中泊は禁止なようです。

 そのキャンプ場にあらためて確認してみたところ「張り紙のとおり、キャンプ場の適正な利用のため、車中泊は禁止しています」とのことでした。

 これまで実際に音や光のマナー違反があったからですか、と突っ込んでみると「そうですね……」と否定も肯定もしない返答で、運営者側の苦慮がうかがえました。

 今後もテント派との共存共栄を末永く維持し続けるためにも、マナーを守って楽しく車中泊を楽しんで欲しいところです。

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