車のメーターに「光るカメ」出現! 表示の意味はナニ? 点灯したら「かなりヤバい」! 近年増えた「新たな警告灯」点灯したらどうすべきか

クルマのメーターに何やら「カメのマーク」が表示されることがあります。一体どういうもので、表示を見たらどうすればいいのでしょうか。

「光るカメ」出現! どんな意味?

 クルマのメーターには、クルマの状態や異常を知らせるための警告灯が存在します。
 
 そのなかのひとつに、「黄色いカメ」のようなマークの警告灯があります。可愛らしいシルエットをしていますが、これが表示された場合、クルマに何が起きているのでしょう。

「メーターにカメ!?」(画像はイメージです)
「メーターにカメ!?」(画像はイメージです)

 黄色いカメの表示は、「出力制限表示灯」と呼ばれています。

 これは電気自動車(EV)やハイブリッド車にある警告灯の一種で、クルマを動かすシステム駆動用バッテリーの残量が少ないときや、バッテリーが極度な高温状態にあるときに表示されます。

 出力制限表示灯が出ると、電池を消耗しないよう速度に制限がかけられてしまいます。

 そのまま走行し続けるとバッテリーを使いきったり、バッテリーが故障してクルマが動かなくなってしまうおそれがあるため、早めの対処が必要です。

 バッテリーの残量が少ない場合、すぐに充電するようにしましょう。特に、遠方などに出かける際は、充電できるスポットをあらかじめ把握しておくと安心です。

 そして先述の通り、出力制限表示灯はバッテリーの温度が極端に高いときや低いときなど、バッテリー本体の温度が異常となっているときにも表示されます。

 スマホと同様に、電気自動車では充電や走行中の放電によって熱が発生します。特に、高速道路を長時間走り続けたり、連続して登り坂を走ったときなどは、多くの電気を使うため、そのぶん熱が発生しやすくなるのです。

 さらに夏場では気温が高いため、バッテリーの温度が上がりやすくなります。こういた状況でアップダウンの激しい道路を連続して走行すると、バッテリーの許容温度を超えてしまうことがあるのです。

 もし、バッテリーの過熱が原因で出力制限表示灯が表示された場合、停車してエンジンやEVシステムを停止し、熱が冷めるのを待ちましょう。

 この一方、真冬などバッテリーの温度が著しく低い場合にも表示されることがあります。その場合は、クルマをなるべく暖かいところへ移動させるか、充電を行うようにしてください。

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