全長2.5mで2人乗り! 1ドアの「斬新すぎコンパクトカー」実車展示! “旧車デザイン”&超シンプル内装採用! めちゃカワイイ「マイクロリーノ」伊で披露

イタリア・トリノで開催の「サロン オート トリノ 2024」で、超小型モビリティ「マイクロリーノ」が展示されました。

「現代版イセッタ」がイタリアで登場

 スイスのマイクロモビリティシステムは2024年9月17日、イタリア・トリノで9月13日から3日間開催された「サロン オート トリノ 2024」で、超小型モビリティ「マイクロリーノ」を展示しました。
 

イセッタの再来「マイクロリーノ」
イセッタの再来「マイクロリーノ」

 マイクロリーノは2016年に発表された1ドア2人乗りの小型モビリティです。

 このマイクロリーノが登場した背景として、狭い都市部などで環境負荷の少ないモビリティが求められるなか、クルマでの移動は無駄が大きく、たくさんの乗車定員も必要ないということから開発がスタートしました。

 当初、2018年の市販化が目指されていましたが延期されており、2022年にようやく市販モデルの「マイクロリーノ2.0」が発売されました。

 ボディサイズは全長2519mm×全幅1473mm×全高1501mmと極めて小さく、最小回転半径はわずか3.7m。狭い都市部の移動でも取り回しのしやすいサイズを実現しています。車両重量は496kgです。

 一方で、小型でありながらもチューブラーフレームではなくスチールとアルミニウム素材を採用しており、安全性能と耐久性も高めています。

 デザインは1950年代の超小型車「イセッタ」から強くインスピレーションを受けており、「イセッタの復活」とも称されました。

 イセッタは、1953年にイタリアのイソ(Iso)社が発表したマイクロカーで、のちにBMWが生産権を獲得し販売。日本でも「BMWイセッタ」として比較的知られており、少数が存在します。

 このイセッタは全長わずか2.3mの卵型ボディにフロントのほとんどを占める1枚のドア、フロントフェンダーに装着されるヘッドライトなどを装備した極めて個性的な姿であり、マイクロリーノも現代的にアレンジしつつも完全にオマージュしています。

 インテリアも必要最小限にまとめられ、ドアトリムとダッシュボードを兼ねるパネルにバーとステアリングコラム、小型の液晶メーターが備わる程度です。

 パワートレインは17馬力のモーターと最大15kWhのバッテリーを備え、航続可能距離は最大228km(WLTPモード)、最高速度は90km/h。都市内の移動を見据えた必要最小限のスペックとなっています。

 マイクロリーノの欧州での価格は1万7690ユーロ(約281万円)から2万2690ユーロ(361万円)に設定されています。

 マイクロリーノは現在、スイスやオランダ、英国で販売しており、北米では2024年終盤への投入が予定されていますが、日本国内への投入に関してはアナウンスされていません。

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5件のコメント

  1. 雨の乗り降りかんがえてないじゃん…。

  2. (全長2,5mを思う)マイクロリーノについて、(欧州独自の解釈だが)自動車以外となるカテゴリーにあるが、(記事になる背景~普遍性等を思いつつ)日本こそ面白いと思うものであろう。 そこで、(トヨタ外交へ疑念を持つところ)日本の軽自動車規格の存亡、(個人企業も含め)日本の定員2人マイクロEV事業~之を失速させた背景を惜しみつつ、自工会政治、現政権10年を思うところ。

  3. (記事になる背景~普遍性等を思いつつ)面白いと思えるが、そこが重要と思えば… (軽自動車規格~之の存亡が掛かる問題~トヨタ外交へ疑念も思いつつ)このクラスこそ日本から… 議論次第へ期待したいところ。

  4. 面白うと思える部分、記事になる部分は重要と思える。 このクラスについて、欧州独自の解釈だが、自動車以外となるカテゴリーであり、(疑念があるがT社外交、欧米諸国批判を思う)日本の軽自動車規格の現状を思う。

  5. この車のような、面白いと思える部分=記事の根幹にも通じる部分と思うが、そこで、(何度も見てきたが)先進国では削除されない内容へ削除されると思えば… AIだけではない言論界問題を思いつつ、ここ10年間を思いつつ…  面白うと思える部分、記事になる部分は重要と思える。 このクラスについて、欧州独自の解釈だが、自動車以外となるカテゴリーであり、日本の軽自動車規格を連想次第、自工会政治、T社外交は疑念を持ちつつ… 

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