街でよく見る「ホンダ車」は何台売れている? “1番”人気のクルマとは? 爆売れの「ホンダ車トップ3」
日本自動車販売協会連合会が発表した2024年上半期の「新車統計データ 乗用車ブランド通称名別順位」と、全国軽自動車協会連合会が発表した2024年上半期の「軽四輪車 新車販売確報」をもとに、人気のホンダ車トップ3を紹介します。
最も売れているホンダ車とは?
ホンダは、SUVやミニバンからコンパクトカーや軽自動車まで、幅広いラインナップを展開しています。
そんななか、日本自動車販売協会連合会は2024年上半期の「乗用車ブランド通称名別順位」を、全国軽自動車協会連合会は2024年上半期の「軽四輪車 新車販売確報」を発表し、現在注目されているクルマが明らかになり、ホンダのクルマも上位に複数台ランクインしています。
今回は、それらのデータをもとにホンダの人気車種トップ3を紹介します。
●第3位「フリード」
ホンダのコンパクトミニバンであるフリードは、初代が2008年5月に登場しました。
取り回しのしやすいコンパクトボディに、両側スライドドアや使い勝手のよい3列シートを採用したことで、当時ファミリー層を中心に人気を獲得しました。
そして現行モデルとなる3代目は2024年6月に発売。
ラインナップは上質でシンプルな「エアー」と、アウトドアテイストを強めた「クロスター」の2モデルとし、エアーでは3列シート6人乗り/7人乗り、クロスターでは3列シート6人乗りと2列シート5人乗りが設定されています。
ボディサイズは全長4310mm×全幅1695mm(クロスターは1720mm)×全高1755mm、ホイールベースは2740mmと全長がわずかに拡大され、クロスターでは専用のエクステリアパーツを装着したことにより、フリード初の3ナンバーとなりました。
また先代からデザインを大幅に刷新するとともに、ハイブリッドモデルのパワートレインには歴代モデル初の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載しています。
さらに、ホンダセンシングも渋滞時アシストやブラインドスポットインフォメーション、後退出庫サポートなどを備えて機能を拡充され、新世代のコネクテッドサービス「ホンダ コネクト」にも対応するなど、先進機能が大幅にアップデートされました。
価格は250万8000円から343万7500円です。
なお、2024年上半期の新車登録台数は3万8429台を記録しており、乗用車ブランド通称名別順位では7位にランクインしています。
●第2位「ヴェゼル」
ヴェゼルは2013年から販売されているコンパクトSUVです。
初代では「艶・Crossover」をコンセプトに、SUVの持つ力強さと安心感、クーペの艶やかさとパーソナル感、ミニバンの快適性と使いやすさの融合を目指したといいます。
現行モデルとなる2代目は2021年から販売されています。
エクステリアは、初代のコンセプトを継承したSUVの力強さと美しいクーペプロポーションを融合させたデザインです。
一方インテリアには、広い視界で見やすく、シンプルながら美しい水平基調のデザインが採用されています。
パワートレインは、静粛性の向上と高出力化を両立させた、新開発の1.5リッター DOHC i-VTECエンジンを搭載したガソリンモデルと、モーター走行を中心に様々なドライブモードを使い分けるホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載したハイブリッドモデルの2種類を設定。
駆動方式は、ガソリンモデルでは4WDのみ、ハイブリッドモデルではFFと4WDから選択することができます。
価格は264万8800円から377万6300円です。
なお、2024年上半期における新車登録台数は4万4164台と、ホンダの登録車のなかで最も多い台数を記録。
乗用車ブランド通称名別順では5位にランクインしています。
●第1位「N-BOX」
N-BOXはホンダのスーパーハイト軽ワゴンで、初代モデルは2011年にデビュー。
「日本の家族のしあわせのために」をコンセプトにファミリーカーの新たなスタンダードを目指し開発されたといいます。
そして現行モデルとなる3代目は2023年に登場。
エクステリアは代々受け継がれてきたデザインをキープしつつ、シームレスかつモダンな最新のホンダデザインが盛り込まれています。
インテリアも軽乗用車最大級の広い室内空間や視認性も維持しつつ、よりシンプルなデザインとなりました。
またホンダの軽自動車として初の「ホンダコネクト」が搭載され、ユーザーの安全性と快適性を向上させています。
ほかにも先進技術として「ホンダセンシング」が標準装備され、安全性能も万全の体制となっています。
グレードは標準モデルのN-BOXと「N-BOXカスタム」が設定され、パワートレインは660cc直列3気筒自然吸気エンジンと、N-BOXカスタムではターボも用意されています。
また各モデル駆動方式は2WDと4WDから選択可能です。
価格は164万8900円から236万2800円です。
なお、全国軽自動車協会連合会が発表した2024年上半期の新車販売台数は10万680台を記録。
軽自動車で1番の新車販売台数を誇るのと同時に、乗用車ブランド通称名別順位トップのトヨタ「カローラ」(8万5201台)も抑え、日本で1番売れているクルマとしての地位を築いています。
なお、2024年9月には第3のモデルとして「N-BOX JOY」が追加されます。
N-BOX、良いよね。
でも、先代の完成したかのようなデザインを捨てて、どうして今のようなデザインに宗旨替えしちゃったんだろう?これは明らかにホンダさんの誤算だと思う。
現行のN-BOXの中古車が相場は高いから、まあ次期N-BOXに期待するよ。