もしも右左折中「ウインカー」が「消えちゃったら」どうなる!? 「違反」かどうかの「判断基準」とは
近年流行の「ワンタッチウインカー」にも注意が必要
なお、最近のクルマに見られる「ワンタッチウインカー」は、使う場面によっては途中で切れてしまう可能性が高いため注意が必要です。
ワンタッチウインカーとは、ウインカーレバーを軽く倒すことで、ハンドル操作に関わらず2~3回点滅して自動的に切れる仕組みで、車種によって違いがあるものの時間にすると3秒前後となることが多いようです。
右左折の場合は30m手前から合図を出し始め、交差点で減速や一時停止をして右左折が完了するまで、ほどんどの場合は3秒では不足すると考えられます。
車線変更の場合でも、たとえスムーズに車線変更が完了したとしても、3秒前からの合図が必要なことを考えると、ワンタッチウインカーでは車線変更完了までの十分な時間点滅しない可能性があります。
ワンタッチウインカーは便利な機能ではあるものの、使う場面によっては交通違反になってしまうリスクもあるため、状況を判断してしっかりとレバーを倒して合図を出しましょう。
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JAF(日本自動車連盟)のウェブサイト「JAF Mate Online」編集部が行った調査によると、車線変更をする時に3秒以上前から合図を出し始めたクルマは1.5%、車線変更完了まで合図を出し続けたクルマは4.0%で、法令通りにパーフェクトな車線変更をしたクルマはわずか1%しかいなかったといいます。
右左折の途中でウインカーが切れてしまっても、すぐに交通違反として検挙されてしまう可能性は低いかもしれませんが、ウインカーは周囲に自分のクルマの動きを伝える大切な合図のため、法令に従って正しく使用しましょう。
[編集部注記:本文中に誤りがありましたので2024年9月25日に一部の加筆修正をしました]
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