日産「新型“小さな高級車”」米で発売! 次期型「キックス」日本でも“まもなく”登場!? 米仕様との「大きな違い」とは
北米仕様には設定がない「e-POWER」モデルはいつ追加されるのか
自販連の調べによると、2023年の日本の新車販売台数におけるパワーユニットの割合は、ガソリンエンジン車が35.8%なのに対し、ハイブリッド車が55.1%を占めています。
つまり売れている新車の2台に1台はハイブリッド車ということです。
このように日本の自動車市場はハイブリッド車が中心であり、日産も新型キックスを販売するならば、e-POWERモデルを用意したいところでしょう。
あらためて現行型キックスの歴史を振り返ると、前述の通りまず2016年にブラジルで発表され、1.6リッターガソリンエンジンを搭載したガソリンモデルとして発売されています。
e-POWERモデルの追加は2020年にタイで発表されたマイナーチェンジ版からで、日本仕様もタイからの輸入車です。
ブラジルでの販売開始から4年を経ての登場となりました。
日本で新型キックスのガソリンエンジンモデルが発売されるかは分かりませんが、e-POWERモデルの追加を待ってからになるのは間違いないところでしょう。
ただし新型キックスのe-POWERモデルが追加されるまで、現行型ほどではないにせよ、しばらく期間が必要になると推測されます。
日本では2024年6月、キックスに日産90周年記念車「90th Anniversary」モデルを設定。併せて全車に「インテリジェントアラウンドビューモニター」を採用するなど、総合的な製品力の向上を果たしました。
こういった動きからも、北米仕様の新型キックスを導入してすぐにモデルチェンジを行うことはまだおこなわれておらず、当面は現行キックスの販売を続ける方針であることが見て取れます。
※ ※ ※
新型キックスの力強いデザインは、SNSなどでも高く評価されています。
また世界的にハイブリッド車を見直す機運が強くなっており、新型キックスにもe-POWERモデルの開発は行われていることでしょう。
現行型のスケジュールにならうなら、日本での発売は4年後の2028年から2029年となってしまいますが、さすがにそれはあり得ないはず。
2024年中、遅くとも2025年早々には、新型キックス e-POWERの追加や国内導入を期待したいところです。
<
[筆者:糸井賢一]
北米の新型キックス、良いですね。早く日本でもe-powerモデルで販売してほしいです。絶対買います。