無料で渡れる「関門トンネル」が凄い! 「車で5分」歩くと15分…!? 約800mの「海底の旅」を踏破してみた
最も深い中央部には何がある? そこで見たものとは?
最も深い中央部にたどり着くと、山口県と福岡県の県境を示す路面標示がありました。
ここが、関門トンネルの中央部であり、なおかつ、最も深い部分です。
もちろん、海底のさらに下なので、たとえガラス張りでも景色が見えるわけではありませんが、「自分は海の下にいる」という不思議な感慨にひたれる場所です。
門司側に着けばまたエレベーターに乗り込み、地上へと向かいます。
トンネルの長さは780mなので、一般的な大人のスピードであれば10分程度で通れるでしょう。
人道を出て、JR門司港駅方面に歩いていけば、「門司港レトロ」と呼ばれる歴史的建造物が立ち並ぶエリアとなっています。下関側と同様、トンネル以外にも見どころがあるということです。
なお、日本にある関門トンネルと似た性質の道路として、本州と四国に架かる瀬戸大橋は高速道路と鉄道が通っていますが、人が歩いて渡ることはできません。
また、前出の東京港トンネルも1.5kmに満たない長さながら、車しか通れません。
そう考えると、歩いて海底を通る関門トンネルの人道が、いかに珍しいかわかっていただけると思います。
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あまり例のない人道の海底トンネルですので、下関や北九州に立ち寄られるときには、訪れることをおすすめしたいスポットです。
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