トヨタ新型「和製スーパーカー」! まもなくの「登場」に期待高まる! V10搭載もある”超ロングノーズマシン”GR GT3」開発進捗中か
トヨタ「GR GT3 Concept」は、TOYOTA Gazoo Racingが2022年の東京オートサロンに展示したものですが、そのプロトタイプ車両のテストが目撃されるなど、開発が進んでいることが伺え、期待が高まっています。
トヨタ新型「和製スーパーカー」登場へ!? 高まる期待感
TOYOTA Gazoo Racingが「『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』の更なる推進」を標榜して2022年の「東京オートサロン」で発表した「GR GT3 Concept(以下GR GT3)」。
そのプロトタイプ車両のテストが目撃されるなど、開発が進んでいることが伺えますが、そんな同車に対し、様々な反響が集まっています。
GR GT3は、発表以降、その情報は途絶えたままとなっており、すでにお蔵入りしたというウワサも出ていたモデルですが、ここに来てプロトタイプと思われる車両のテスト風景がリポートされるなど、その開発が進んでいることが伺えます。
2022年のオートサロンに展示された時点では単なるモックアップで、ほとんど詳細が明かされることのなかった同車ですが、実走テストがスタートしているところをみると市販化が近づいているとも言えそうです。
GR GT3は、車名にもあるようにカスタマーモータースポーツの最高峰であるGT3カテゴリに参戦するユーザーに向けて開発されているものとされています。
カスタマーモータースポーツとは、自動車メーカーが製造・販売したレースやラリー用車両で、個人や企業であるユーザーが自主的に行うモータースポーツ活動のことです。
現在のGT3カテゴリにはレクサス「RC F GT3」が供給されていますが、2015年デビューということもあり、基本設計の古さが指摘されるようになってきました。
そのような経緯からGR GT3 Conceptが登場したということになるのですが、基本的にGT3車両は市販車をベースとしたレーシングカーであるため、市販車のモノコックを使用するというルールがあります。
そのルールを逆手に取りTOYOTA Gazoo Racingは、すでに「GRヤリス」でも実行しているように、“モータースポーツ用の車両を市販化する”という発想を投入。市販車ベースのレーシングカーではなく、レーシングカーベースの市販車としてGR GT3 Conceptを開発しているのです。
2022年のオートサロンで発表されたモデルは全長4590mm×全幅2040mm×全高1140mm、ホイールベース2725mmというボディサイズのみの発表でしたが、この車両にはナンバープレートを装着するベースが備わっていなかったことから、公道走行可能なタイプではなくレーシングカーバージョンのコンセプトのようです。
そのためロードバージョンはもう少し控えめなエアロパーツを装着しての登場となるはずですが、モノコックは市販車のものを使用するという規則がある以上、ロングノーズ・ショートデッキな個性的なボディスタイル自体はほぼそのままとなるでしょう。
なお、搭載エンジンについては明らかとなっていませんが、現在供給されているレクサスRC F GT3とは異なり、ターボエンジンが搭載されるのではないかと言われています。
ただこれはあくまで憶測の域を出ておらず、非常に長いボンネットを見る限り、レクサス「LFA」以来のV型10気筒エンジンが搭載される…というサプライズがあってもイイかもしれません。
このように未だベールに包まれるGR GT3ですが、「どう見てもメルセデスAMG GT3にしか見えない」、「マツダRXヴィジョンGT3コンセプトが激似」など他社とのデザイン比較や共同開発を予想する声と共に、「GT3の王道、ロングノーズがめちゃカッコいい」、「市販して欲しい、買えないけど」など、デザインについて称賛の声が多く、市販化に対する期待感が高まっています。
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