トヨタが“最大9人乗り”の新型「ミニバン」発表! 全長5.3m超&新型パワーユニット搭載! 新型「プロエース」約591万円から英で発売

トヨタは英国でBEVの新型「プロエース ヴァーソ/プロエース シティ ヴァーソEV」を発売します。同市場初の新型バッテリーを搭載するなど、パワーユニットがアップデートされました。

5人乗りから9人乗りまで選べる!

 トヨタの英国法人は2024年8月7日、新型「プロエース ヴァーソEV/プロエース シティ ヴァーソEV」を発表しました。
 
「プロエース」は、トヨタが欧州市場で展開している商用バンです。そして、プロエース ヴァーソは装備を拡充した乗用仕様で、プロエース シティ ヴァーソはよりコンパクトなボディのモデルとしてラインナップされます。

新バッテリー搭載により航続距離が延長
新バッテリー搭載により航続距離が延長

 今回英国で発表されたのは、プロエース ヴァーソおよびプロエース シティ ヴァーソのバッテリーEV(BEV)です。

 航続距離を伸ばす技術的なアップグレードや、安全機能の追加、快適性とインフォテインメントを強化する新たな装備・機能が備わっています。

 プロエース ヴァーソEVとプロエース シティ ヴァーソEVのエクステリアは、大型のロアグリルを備えた迫力があるデザインを実現。シンプルかつ機能的なインテリアを備えました。

 プロエース ヴァーソEVは、英国で初めて75kWhの新型バッテリーを搭載。電気モーターの改良とともに航続距離を大幅に伸ばし、50kWhバッテリーを使用した従来モデルの143マイル(約230km)に対し、最大214マイル(約344km)走行することが可能です。

 なお、100kWのDC急速充電システムを使えば、約45分で80%の充電が完了します。

 ボディサイズは、全長4983mmの「L1」と全長5333mmの「L2」の2種類。L1のグレードは「アイコン」と「デザイン」が用意され、いずれも3列8人乗りです。

 L2では、アイコン(3列9人乗り)に加え、最上級グレード「エクセル」(3列7人乗り)を設定。2列目には2つの独立したキャプテンシートとラウンジテーブルを備え、より広々とした居住空間を確保しました。

 加えて、「デザイン・プレミアム」(3列8人乗り)が後から追加される予定です。

 一方のプロエース シティ ヴァーソEVは、最大7人乗りのコンパクトなモデルです。

 全グレードに50kWhのバッテリーを搭載し、フル充電での航続距離は最大213マイル(約342km)を達成。急速充電システムを使用すれば、30分でバッテリーを80%まで補充することが可能です。

 また、家庭での充電用に11kWの車載充電器が全車に装備されます。

 ボディサイズは、全長4401mmのL1と全長4751mmのL2の2種類から選択可能。L1が2列5人乗り、L2が3列7人乗りです。

 グレードはアイコンとデザインの2種類が設定されました。

※ ※ ※

 英国での価格は、プロエース ヴァーソEVが4万5769ポンドから5万5866ポンド(日本円で約850万円から約1038万円)。

プロエース シティ ヴァーソEVが3万1849ポンドから3万6464ポンド(約591万円から約677万円)です。

 ユーザーへの最初の納車は2024年9月を予定しています。

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