全長4.2m! ホンダの「“MR”スポーツカー」に反響多数! 400馬力超え「直4」&超軽量ボディ採用! 斬新「左右対称“内装”」の「スポーツVGT」が話題に
「こんなクルマがあったら欲しい!」とクルマ好きが唸るほどに理想的なスポーツカーの1つとして挙げられるホンダ「スポーツ ビジョン グランツーリスモ」。ゲームの世界にしか存在しないモデルですが、今でも様々な反響が集まっています。
ホンダ「スポーツVGT」がやっぱり欲しい!
1997年の誕生から現在まで、27年間つづいている人気ドライビングシミュレーターゲーム、グランツーリスモシリーズ。
2013年に、グランツーリスモ発案者である山内一典氏が「みなさんが考えるグランツーリスモをデザインしてほしい」と投げかけたことから、ゲーム内を走る架空のクルマを実在のメーカーが製作するプロジェクト「ビジョン グランツーリスモ(VGT)」がスタートしました。
ホンダの「スポーツ ビジョン グランツーリスモ(以下スポーツVGT)」は、このプロジェクトをきっかけに生まれた架空のクルマです。
スポーツVGTは全長4255mm×全幅1845mmという、コンパクトな2シーターミッドシップスポーツカーで、最高出力410PS/7,500rpmを発生する2リッターVTECエンジンと、8速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせミッドに搭載。
カーボンを使用したボディはわずか899kgしかない、という想定でした。
グローバルにデザインコンペを行って生まれたというデザインは、一部にコンセプトカー的な要素が見られるものの、市販用のモディファイを施せば市販できるほどの完成度の高さも秘めています。
クルマの骨格、パッケージには、ホンダの基本理念である「人間を中心とした考え方=Human Center Design」を反映。
エクステリアデザインは同じくホンダのスポーツカーである「S660」や「NSX(2代目)」に通ずるところがあり、伝統を受け継いだ部分を感じさせます。
非円形のステアリングホイールが特徴のインテリアでは、左ハンドルと右ハンドルのどちらでも生産しやすいような、左右対称のダッシュボード、使い勝手も考慮されたコンソールの空調、シフトボタンなど、各部のデザインにも手は抜きませんでした。
こうして生まれたホンダVGTですが、SNSでは現在でもさまざまな反響が集まっています。
まず多く見られるのが、「安価に発売されるといいな」「カーボンじゃなくて良いので手の届く値段のやつを出してほしいな」といった声。
価格が発表されているわけではありませんが、現実的に買える値段だったら欲しいという思いがあるようです。
そして「リアがかっこいい」「こんなの乗ってみたいなあ」といった、デザインに対する称賛の声。
デザインコンペを行って練られたデザインには、やはり一定の評価があつまっており、幻想世界ならではのクルマに魅力を感じるユーザーも少なからずいることがわかります。
ゲーム内で乗ってみたユーザーからは、「バランスいいクルマだなー。デフォのままでもオーバルコースをノーブレーキで走れるや」「前作より楽しく走れる気がする。ル・マンに合うのかな。楽しい」という、走行性能を気に入っている声も複数見られました。
ホンダスポーツVGTは製作されるにあたって、コンピューター上の空力シミュレーションのみならず、実際に風洞テストを行った経緯のあるクルマです。
ボディやアンダーフロアにとどまらず、室内からエンジンルーム内の流速、排気まで理想的な空力性能を追求して、実車とおなじ過程を経て開発されたことが、ゲーム内で試乗したユーザーの心をしっかりつかんだようです。
このようにゲームをきっかけに話題となっている、ホンダVGT。実際に発売される予定は現在のところありませんが、望んでいるユーザーが一定数いるのは事実です。
これミニNSXと言われたZSXじゃん
NSXが失敗に終わらなきゃ、NSX-Rも出ただろうし、S660との間を埋めるZSXも日の目をみたかもね